海外の大会に遠征中の徳島ヴォルティスユース、大会初戦、ブラジルの強豪コリンチャンスユースを4-1で破り、その勢いのまま翌日、サッカーを知らない方でも名前を聞けば「ああ、聞いたことあるな」というくらいの世界的なビッグクラブ、レアル・マドリードのユースチームと対決しました。

名前は忘れましたが、ちゃんとした国際大会なので、試合前に君が代が流れます。

見てください、レアルマドリード対徳島ヴォルティスと書いてあります。
インターネットで試合の模様が中継されてました。
キックオフ直後に徳島ヴォルティスユースはゴール前まで運んだので、(お、今日もいい感じか?)…と思ったのですが、そこから30分ほどの長い長い間は、ほぼレアルマドリードユースがボールを支配する、圧倒的なレアルマドリードの時間が続きました。
回数にして10回以上の決定機があったかと思うのですが、レアルマドリードユースは最後のフィニッシュのところで決定的なミスを何度もしたのと、枠に飛んだシュートを徳島GKがよく防いだりして、奇跡的に無失点で済んでましたが、前半20分くらいにとうとう決められてしまいました。
これは右サイドを突破した選手のグラウンダーのセンタリング。徳島DF2人が一人目につられ、そこをすり抜けたボールにレアルマドリードの選手にドフリーで転がっている瞬間です。このあと楽々とゴールを決められて先制されてしまいました。

前半その後は、少しだけレアルがペースを落とした?のか、徳島ヴォルティスユースもボールを前に運べるようになります。そして徳島選手が放ったシュートが相手DFに当たりコースが変わり、ゴール前に張っていた徳島ユースFWのところに!
上手くトラップして、反転!シュート!
…しかし、シュートがレアルGKの正面に飛んでしまい、弾かれてコーナーキックになってしまいました。これがこの試合一番の決定機でしたね…。惜しかった。
前半はどうにか1失点で済んで0-1で折り返し。
後半開始直後もわりと徳島ユースもボールを前に運び互角でした。ただ、一瞬のスキとDFがややごちゃついて倒されるもノーファール判定で、完全に抜け出したレアル攻撃陣に数的有利を作られ、フリーで1対1。これを決められて0-2に。

その後、徳島選手が放ったループ気味のシュートがバーを叩く惜しいシュートがありましたが、レアルがチャンスを確実にものし、次々に失点してしまいます。まあ前半がありえないくらいレアルが外しまくっていたので、本来だったら前半でこうなっていてもおかしくありませんでした。
ただ、徳島ユースのGKも何度もの決定的ピンチを防いでいたりしていました。おそらく5~6回はキーパーのビッグセーブありましたよ。例えばこれ。PAから折り返しをふんわり浮かせたワンツーが決まってゴールキーパーと至近距離から完全なる1対1。

しかし、この場面、失点していません。徳島ゴールキーパーが脚で防いでビッグセーブしました。ただ、防いだあと「おまえら(DFたち)、ちゃんとしろよ!」という感じで吼えていましたが…。
素人なりの見解で、レアルとは組織、スピートで完全な差がありました。レアルは詰め将棋のように簡単にゴール前まで運んで、あとはクロスなりでシュートする…という感じ。ほぼツータッチくらいでパスを回し、徳島選手がほとんどプレスにいけない感じでした。組織プレーが徹底されていて、ほんま簡単にゴール前にいってました。また、パススピード、思考スピード、走るスピードも速かったです。
ただ、テクニック面は徳島も劣っていなかったと思います。レアルが組織プレーを徹底していたからそう見えただけかもしれませんが…。
徳島ユース選手も2人、3人に囲まれながらもルーレットターンでかいくぐったり、エラシコ?で又抜きをしたり…。
ただ、一人を抜いてもすぐに別のレアル選手が寄せてくるので、そこから攻撃がてづまってました。
なんとか一点獲って欲しかったし、徳島ユース選手もそれを目指していたと思いますが、それを許してはくれませんでした。
結局0-5の完敗でしたが、徳島ユース選手にはとても大きな経験になった事でしょうね。この大会の規定を詳しく知らないのですが、予選突破はなるのでしょうか?せめてあと1試合出来ればいいのですが…。さて。
追記
どうやら、予選突破?したのか、次はアトレティコ・マドリードユースとの対戦です。すごすぎます…。貴重な経験になりますし、レアルほどは強くないと思うので、自信をもって戦ってほしいです。
