徳島市栄町にあるマンガバー「Gペン」で、「第二回Gペンおかし作りnight」が開催されました。
これは、「日の出楼」の和菓子職人である村上浩一さんに教わりながら、キャラクターのカタチをした和菓子(今回は普通の和菓子も)、通称「キャラ和菓子」を作るイベント。

今回のお題は、猫原のしさんが描くキャラクター「うさ吉」と可愛い菊。
イベントの様子を取材させていただきました。
目次
徳島のマンガ好き、クリエイティブな方が集まるお店、マンガバーGペン
マンガバーGペンについて、詳しくはOPEN時の当ブログ記事をご覧ください。

OPEN以来、順調にお客さんが増えているマンガバーGペン。今では満席になるコトも珍しくないとか。
マンガバーGペンでは、通常営業の他にときおり様々なイベント(お絵描き大喜利大会、ミュージシャンを招いての音楽ライブなど)が開催されます。
今回行われたのは「第二回Gペンおかし作りnight」。
第二回…というわけで、過去には第一回も開催されました。
その時は(いつやるんだろう~)と思っているうちにイベントが終わっていた…という痛恨の展開…(申し訳ありませんでした)。
直前の申し出にも関わらず取材を受け入れてくださったかがみさん、ありがとうございました。
マンガバーGペンで行われた「第二回Gペンおかし作りnight」の様子
さっそくイベントのご紹介。
イベントの冒頭、かがみさんから和菓子職人の村上浩一さん、そしてお題のキャラの作者である猫原のしさんのご紹介。

今回は、猫原のしさんが描くキャラクター「うさ吉」、そして菊の和菓子がお題。
タピオカブームに便乗#タピオカ pic.twitter.com/qSUL4ncx9j
— 猫原のし (@nyan_boku) June 20, 2019
うさぎの方が「うさ吉」君ですね。双子なのでまったく同じ顔で「うさ太」君というキャラもいるそうです。
キャラ和菓子の材料はコチラ!
あのキャラ和菓子、いったいどんな材料から作るのでしょうか。

練り切り(ねりきり)と言うそうです。
本来ならコレも作る必要がありますが、さすがに大変なのでココまではお膳立てしてくれてます。
いざ、和菓子制作!まずは菊の花
村上さんの説明を聞きながら、さっそく参加者の方たちが和菓子づくりに挑戦。
こね方、丸め方、カタチの作り方、切り込みの入れ方、水分の量など…。
「手の平のココを使うとイイです」
「水の量はコレくらい、水につけた後少し(タオルで)拭くとちょうどイイです」
普段の業務だったらすぐに終わってしまうであろう、一つ一つの作業ごとに村上さんが詳しくポイントを説明してくれます。

参加者の皆さん、冗談も交えながらも真剣に取り組んでいます。

初心者がいきなり等しい間隔で切り込みを入れる作業は難易度が高いそう。
そこで今回は、まず四等分に切り込みを入れる方法で。

その後、この間になるべく等間隔になるよう二つ切り込みを入れていけば、全部で12等分になるってワケ。

「あ、失敗した~」「ズレた~」
と言いつつも皆さん楽しそう。
そしてキャラ和菓子づくりへ
そして、キャラ和菓子、「うさ吉」君づくりへ。

「うさ吉」君の耳や鼻を作っていく…。

皆さんが自らのキャラクターの和菓子を制作している過程を、固唾をのんで見守る猫原のしさん。

チョコペンで目や鼻を書いて出来上がり!
参加者の方に出来上がりを見せて頂きました。

やっぱキャラ和菓子の方が難しかったですか?
キャラの方は少しズレても、そういう表情なんだよって言えるところもあるけど、菊の花は言い訳ができない(笑)
その後、村上さんの和菓子制作ショーに
その後の空いた時間、この日の講師村上さんが、即興で和菓子制作を披露してくれました。
アッという間に次々と和菓子が完成していきます。

かがみさんのリクエストで作ったオルタナティヴ・ロックバンド「the pillows(ザ・ピロウズ)」のマスコットキャラクター「バスターくん」。

カービィ。

猫原のしさんのキャラ「虎次郎」。

アッという間に時間が過ぎていきました。
その後、最後の第三部のお客さんの和菓子制作が終了。イベント後は、通常営業のマンガバーGペンに戻りました(メニューも入れ替えてました)。
日の出楼の和菓子職人、村上浩一さんにお話を聞いてみた
イベントが終了して、お疲れのところを日の出楼の村上さんにお話を伺いました。
居心地のいいお店だな…と思いました。それからは一週間に一度くらいは来てます
そんなやり方もあるんだな…って発見があったりもしますよ
和菓子を通して季節の移ろいを感じて頂ければ
マンガバーと和菓子とゆるキャラ。
異色のコラボレーションでしたけど、いざ現場に立ち会ってみると、何の違和感もなくとても素敵なイベントでした。
猫原のしさんにお話を聞いてみた
私も(チャージって何?)って感じで、バーとかには詳しくなかったので、コチラのブログ記事はとても参考になりました
実際にGペンに訪問してみた感想はどうでしたか?
私はプライベートでは制作活動をしてることをほぼ誰にも公言してません
でもコチラのGペンさんにお邪魔して、他のクリエイターの方とお会いし、お話したりすることができて、とても刺激になってます
仕事に繋がった例もありました、こやけん(古谷健太)さん(twitter)にもインタビューされましたし(笑)
猫原のしさん、このマンガバーGペンをとても気に入ってるご様子。ご自分のキャラクターが皆さんの手で和菓子になっていく様子を見て、とても感激されてました。
お話を聞かせていただきありがとうございました。
猫原のしさんは、元々ひとりで制作活動をされていたそう。
でも、Gペンに来たことによって、他のクリエイターの方と関わりを持てたとのコト。
かがみさんがマンガバーGペンのコンセプトの一つとして
「クリエイターの方は孤独です。何日も誰とも会ってない、作業にいきづまっていたり、とにかく誰かと話したい…という方の息抜きや交流の場になれれば」
とおっしゃっていました。まさにその狙い通りのお店になりつつあるようです。
奇しくもこの日お話を伺ったお二人とも、Gペンについて「居心地がいい」とおっしゃってました。
かがみさん自身が本格的に漫画家を目指していた…というご経験があります。
ゆえに、クリエイティブな方の心情に寄りそうことができ、そこから自然とにじみ出るホスピタリティが、お客さんとしてGペンを訪れるクリエイティブな方々の居心地を良くしてるのではないかな…と私は想像します。
猫原のしさん、LINEスタンプをたくさん発売中です。
マンガバーGペン「第二回Gペンおかし作りnight」まとめ
OPENから九ヶ月。私も数か月ぶりに訪れたGペン。
はじめは「マンガバーって何やねん」という単なる好奇心からの訪問でした。
マンガ好きな人・クリエイティブな人が集まれる場所に…という当初のコンセプトを着実に固めつつあるな…という事が実感ができたイベントでした。
イベントに来ていた一般のお客さんにもお話を聞いてみました。
「僕はマンガもアニメもほとんど見てない人間です。マンガ好きの知人に誘われて最初にGペンに来るときはそんなに乗り気じゃなかったんですけど…
今ではGペンには週イチペースで来てます(笑)その知人よりも来てます(笑)、雰囲気だけでGペンを楽しんでますよ」
そんなセリフ、どっかのマンガにありましたよ。

店舗名 | MANGA BAR【Gペン】(マンガバーGペン) |
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住所 | 〒770-0921 徳島県徳島市栄町1-30 J’sビル2F |
ツイッター | https://twitter.com/comicbarg DMが解放されてます。深夜に(まだやってるかな~?)…という時はツイッターのDMかリプで聞くのが一番反応が早いです…とのこと |
営業時間 | 2019年4月より20~26時 ツイッターでその週の営業予定が書かれているので確認するとイイです |
定休日 | 日曜日・不定休(ツイッターでお知らせがあります) |
備考 | 店内混雑時、やむを得ず2時間制限を行う場合があります |