徳島県吉野川市の美郷地区では、山の斜面を石垣にしている「高開の石積み」と呼ばれる場所があります。
この高開(たかかい)地区では、その石積みにさらに芝桜を植えて、この時期にはとても素敵なピンクの花がびっしりと咲き乱れ、幻想的な風景を生みだします。
実際に訪問して堪能してきました。

徳島に住んでいたら一度は見るべき風景
今日は吉野川市美郷、高開の芝桜を見てきました。
急斜面に張り付いた絨毯のような芝桜、とても見事でした。日本の原風景を見たような思いです。

自分の写真が下手すぎて泣ける
何とも言えない美しさ。実際はこんなへたくそ写真よりももっと色鮮やかです。

芝桜も私のへたくそ写真ではその魅力をほとんど伝えきれないですね。

遠くに見えるのは川の向こう側の山。都会の人だとここに来る登坂の急傾斜にひるんでしまうかもしれません(※祭り期間中は村の人のご厚意で基本的に一方通行にしてくれています。スピードを出さずにギアを坂道用にすれば大丈夫です)。
この石垣、すべて手作りなんですよ
石垣も見事。この石垣、熊本の方もお城復興のために見学にきたそうですよ。

高開の芝桜へのルート案内
では、この「高開の芝桜」の場所への行き方です。
徳島方面から国道192号線を西へ。山川まで来たら国道193号線に入って美郷方面に南下します。
10分ほど国道を走ると「美郷ほたる館」という建物があります。
そこから500mくらいのところに「高開の芝桜」という看板があるので、川沿いに向かって右折(川に向かって下る)、小さな橋を渡り、あとはひたすら「高開の芝桜」という看板に通りに走っていけば国道から約7~8分で到着です。
Dレンジのままですとかなり踏み込まないと坂を登らなくなり、低速での走行が難しくなりかえって危険です。「2」や「L」に入れてゆっくり確実に坂道を登っていけば大丈夫です。
高所恐怖症の人はあまり谷を見ない方がいいです。ガードレールがない道でタイヤを踏み外したら谷に落ちて危険です(…というか死にます…)。…でも吸い込まれそうな感じで見てしまうんですよね(ォィォイ)。
高開の芝桜までの道はクルマ1台が通れるような幅しかありませんが、イベントやお祭り期間中は村の人のご厚意で基本的に一方通行にしてくれているようですので、対向車が来て(道幅が狭くすれ違えない)怖い思いをする事はありません。これはとても有難かったですね。
高開の芝桜のあたりまできたら、村の人が無線で「ここを曲がってあと少しだよ」「1台そっちに登っていくよ~」みたいな案内をしてくれました。
ガードマンがいてテキパキと案内してくれます。写真では分かりづらいですが、ここもかなりの急傾斜です

ここにクルマを停めて芝桜を見にいってくださいね。

駐車場付近からの景色。かすかに見えるのが国道です。この高低感も写真じゃまったく伝わりませんね…。国道からたった10分で別世界です…。
高開というのは「地名」かと思っていたのですが、イベント会場になっているお宅(民家さんの敷地な感じ)の表札をみたら「高開〇〇」さんとなっており、地名ではなく「民家の名前」かもしれません。※地名も高開なのかもしれませんが
芝桜の入り口付近の高開さんちのお庭ではお接待でお茶がいただけます。でも、すぐ目の前でこんな感じでおいしそうな饅頭やら梅干しがズラリと…。

これは買わないわけにはいきません(苦笑)。入場料(芝桜自体は観閲無料です)だと思って2、3点購入させてもらいました。
帰りは駐車場のあの道をそのままさらに上に登っていって、別ルートで国道に向かいます。しばらくしたら下りになり、ゆっくり(20km程度)走って駐車場から10~15分ほど(けっこうあります)で国道に戻ります。同じ場所ではなく、だいぶ山川方面に戻ったところに出ます。

こんな感じでした。芝桜や石垣も圧巻でしたし、村の人達の案内もとても親切。クルマの運転だけは気をつければとても楽しいですよ。