はじめに結論
徳島では左折中にも対抗車線から右折車が曲がってきます。気をつけましょう。
当記事では、実際に私が目の当たりにした強引な右折割り込み動画などを取り上げてます。
私は2011年に名古屋から徳島に移住してきました。
徳島はメシは美味いし、山も川も近くにあり、温暖な気候、雪は少なく、スーパーや医者は多い…と暮らしている分には不自由は少ないです。娯楽は少なめですが、もともと引きこもりがちな私に合ってる土地。
ただ、移住直後から少し気になる事が。
徳島特有なのか四国特有なのか分かりませんが、クルマで走っていると「え?」と面食らう出来事がちょくちょくあります。
ここ最近は煽り運転による死亡事故が多発などをきっかけに、万一交通事故にあった際の証拠保全のため、ドライブレコーダーをつけるクルマが多くなっています。
今回たまたま、以前から「う~ん…」と思っていた「被せるような右折」を録画したので検証します。
2019年5月、滋賀県大津市で幼稚園児の列にクルマが突っ込んで園児二人が犠牲になるという痛ましい事故が発生。
スピードを出しすぎた直進車が、強引な右折を避けようとして左にハンドルを切りコントロールを失った模様。
私も含めて、他人ごとと思わず、右折は慎重すぎるくらい慎重におこなってちょうどイイ…と考えたいです。
追記
後日さらにありえないタイミングで右折してきたクルマに遭遇。こちらは中年女性の運転でした。

目次
徳島ルール?右折車が被せるように左折時に入ってくる
まずはこちらの動画をご覧ください。
私が徳島市両国橋付近を走行中。両国橋を渡ったら左折しようとしてます。
走った事がある方はご存知だと思いますが、両国橋は…
- 両国橋はややアーチ状になっていて交差点が下り坂になっている(後方から直進してくる自転車のスピードが出て、巻き込みやすい)
- 左折するにはやや鋭角に曲がる(死角が多い)
- 水際公園の歩道とは別に道路脇にも狭い歩道がある。曲がりきった後にはよく見えますが、曲がる直前までこの歩道は植え込みや塀や電灯柱によってまったく見えない死角


このように左折する際、怖い要素がいくつも揃っている要注意な交差点。
そのため、ここを左折する際は停車するくらいまでスピードを落とす最徐行をし、死角になっている狭い歩道からの歩行者・自転車、さらには左や左後方確認をしてから曲がるようにしています。

この動画では私が左折しようとしてるタイミングで止まるそぶりすらなく、右折していったクルマが現れました。
私がスピードを落とさなければ私の方が先に曲がれたかもしれませんが、まだ私は十分に左後方を確認をしておらず、そのままのスピードで曲がるのは怖かったのと、この被せてくるようなタイミングで右折車が来たために完全に停止しました。すると、右折車は
とでも言いたげに、そのまま右折して走り去ってしまいます。
でも、これ、私が先に左折したとしても、すぐ真後ろに張り付いてくるくらいの車間距離になりますよね。その後に煽られるような予感もしませんか?
そういう恐怖感もあって私は停止しました。
このとき、私の後ろにはしばらくクルマはいませんでした。また、被せ右折をしてきた対向車側も、動画で確認できるように後ろを詰まらせてて焦っていた…という状況でもありません。
もうワケが分からないですよ、このタイミングでの右折。しかもこちらが停まったらそのまま先に曲がっていってしまうという…。
こういうことを徳島に来てから何度も遭遇しています。この動画よりももっと際どいタイミングで突っ込んでくるクルマもいます。
この運転、私がどんくさいのか?
私がもう少し速いスピードで左折すれば良かったのでしょうか?
この交差点は歩行者や自転車も多く通りますし、ご覧頂いたように植え込みや柱や塀があったりして死角も多い場所です。



一旦停まって左後方確認してもいいくらいの要注意交差点、というのが私の認識です。
また、本来クルマは直進車、そして左折車の方が優先のハズ。改めて調べてみましたが、道路交通法にも書いてあります。
(交差点における他の車両等との関係等)
第37条
第1項 車両等は、交差点で右折する場合において、当該交差点において直進し、又は左折しようとする車両等があるときは、当該車両等の進行妨害をしてはならない。
右折車は左折車がいたらそもそも交差点に入ってきてはダメなんです。
徳島では変なタイミングで右折するクルマが多く感じる
これは徳島に来た時から感じていた事ですが…。
今回の動画の他にも
左折車が数台続いていると、その左折するクルマとクルマの間に割り込むようにして右折してくる(そんなに間隔が空いてるわけじゃないので、2台目の左折車が停まってやりすごす)事があります。
※津田の角にローソンがあるT字交差点でこの現象によく遭遇します
次の動画は、私が撮影したものではないですし、場所も徳島かどうか分かりませんが、さきほどの事例はこの動画に近いイメージです。11~12秒あたり。
私もこの動画のように、左折車の列にいて前の車に続いて左折しようとしていて、初めて目の前で右折で入って来られた時は「うわっ」と声を出してビックリしました。
これね、左折した先が2車線あるんだったら、まだ心情的には理解できます。左折した先の左車線に左折車、右車線に右折車が入れば、理屈上ではスムーズですから。
でも、それだって本当はダメです。
直進車、左折車がいなくなってから(あるいは十分な間隔があれば)右折するというのが交通ルールなんです。それに左折してすぐに右折するために右車線に入りたいクルマだってあるはず。
徳島や香川はどうも運転マナーがよくない
JAFによるアンケートの結果があります。
Qあなたのお住まいの都道府県の全般的な交通マナーについてどう思いますか?
A「悪いと思う」、「とても悪いと思う」
- 香川県 80.0%
- 徳島県 73.5%
- 茨城県 67.2%
- 沖縄県 64.0%
- 福岡県 59.3%
(JAF「交通マナー」に関するアンケート調査より 引用)
これは住んでる人がそう思うかどうか…というアンケートです。徳島市在住の私がもしこのアンケートに直面したら「悪いと思う」にチェックせざるをえません。
また、別のサイトでは「都道府県の交通事故発生率ランキング」を作成しています。
このサイトによれば徳島県はワースト10位。
また、徳島市は交通事故発生率ランキングでは全国1946地域中121位、徳島県内では1位となっているそうです。
徳島は人口が少ないから、単純な「交通事故死亡者数」や「交通事故発生件数」では上位には来ませんが、その人口やクルマの数と比較した場合の事故発生率はやはり上位。
徳島の運転マナー改善のためにも、根気よくこのブログで取り上げていきます
徳島の一部の方は、単純に一般的な交通ルールやマナーを知らないだけなのではないか?…というのが私の推測です。
自動車学校でいくら学んだとしても、普段走っている道路で周りがそのような走り方をしていたら、そうやっていいんだな…と思ってしまっても仕方ない部分もあります。
全国的に見たら間違っている交通マナーなのに、四国という地域柄、あまり他の地域からのクルマがないため、その地域特有のローカルルールがいつの間にか出来てしまったのではないか。そして、誤ったローカルルールが染みついてしまっているのだと思います。
制限速度40kmのところを50~60kmで走っていたって、それくらいで私は何も言いませんよ(何かあっても自己責任)。
でも、この動画のように左折時の被せ右折に関しては、危ないし恐怖感も大きいので止めて頂きたいとお願いさせて頂きます。
ドライブレコーダーはもはや必須アイテム
交通事故は起こしたくありませんが、自分は全然悪くないのに交通事故に巻き込まれてしまったり、最近話題になっている「煽り運転」の被害に遭う可能性もあります。
ドライブレコーダーをつけていれば、客観的にその時の交通状況が分かりますし、泣き寝入りしないための大事な証拠保全が可能です。
もはやドライブレコーダーはクルマを運転するうえでは必ずつけるべきアイテムだと思います。まだつけていない方はすぐにでもつける事をオススメします。
私は超安物のドライブレコーダーですが、こんなものでも今回の動画のようにきちんと状況が分かります。
他にもタッチパネル式で様々な機能がある高級なものでもいいと思います。
自分や家族、大切な人を守るためにもドライブレコーダーはつけましょう。