00藍住町で革製品のハンドメイド雑貨を製作されている、「革の手しごと るりびたき舎(以下るりびたき舎)Twitter、Instagram」の代表・日下有紀(くさか ゆき)さん。
2020年4月、鳴門市にある人気雑貨店「猫雑貨のお店 白猫堂ノスタルジック(以下白猫堂)」で商品の委託販売を開始。
当記事では、希少な革製品のハンドメイドで人気を得ている「るりびたき舎」をご紹介。
- 革ハンドメイド製品の一部をご紹介
- 「るりびたき舎」代表、日下有紀さんインタビュー
- 革製品ハンドメイドを始めたワケ
- 今後の目標など
をお送りします。
※2021年1月21日、作品集をアップデート
目次
藍住町の革ハンドメイド「るりびたき舎」、カワイイ商品のご紹介
いきなりメインコンテンツ!
「るりびたき舎」のカワイイ商品を、いくつかご紹介。
ブレスレット

少々見づらいですが、金具部分に猫さんの模様が入ったりしてカワイイんです。

キーホルダー
まずはコチラをご覧ください。触った感触を肉球に近づけるのに試行錯誤したという試作品。

これを改良し、現在販売中の自信作がコチラ!

カラーもバリエーションがあって迷っちゃいます
こちらは小さな猫のアクセサリーがついたキーホルダー。リングを並べると猫の手を連想させてくれます。

こちらの商品には、より上質なロロマという革を使用してるそうです。
そして、白猫堂さんで一番人気なのがコチラ!「くろねこキーホルダー」。

コインケース
持ち運びしやすそうな小さめサイズのコインケース。


免許証(カード)ケース
使えば使うほど味がでそうな免許証ケース。ちょっとしたカードケースとして使用しても便利そう。


名刺入れ
シックな名刺入れ。伸びをしてるネコちゃんがかわいい。


コードホルダー
こちらはコードホルダー。試しにiPhoneのイヤフォンをまとめてみました。

こうやって見ると、電気製品と革って意外と合いますね
トレー
小物も可愛くていいのですが、男性の私が商品を見て「お、いいな!」と思ったのがコチラのトレー類です。

こちらは藍住町にある「あいずみ眼鏡店」さんが注文した「眼鏡用の革トレー」。

お忙しい中お店にお邪魔して撮影させていただきました(感謝!)。

「あいずみ眼鏡店」さんによれば、トレーがくたっとならないよう厚紙を入れてもらい、ピタッと水平になるようオーダーされたそう。
私も眼鏡をしていますが、眼鏡の置き場所って困ることが多いんです。ついその辺に置いてしまってレンズにキズをつけてしまったり…
こんなオシャレでシックな革トレーがデスクにあると嬉しいですね
革トレーは、何かを置いても音も鳴らずキズもつけない、そして高級感があるので店舗さん(小売店、ヘアサロン、眼鏡屋など)での利用に良さそう。
撮影にご協力頂いた「あいずみ眼鏡店」さん、ありがとうございました。
「るりびたき舎」の商品、多くが「白猫堂」さんに置いてある
「るりびたき舎」の商品の多くは、鳴門市にある猫商品を集めた雑貨屋さん「白猫堂」さんで委託販売されています。
画像を見て気になった方は、ぜひご訪問くださいね。
藍住町の革ハンドメイド「るりびたき舎」代表・日下有紀さんインタビュー
「るりびたき舎」代表の日下有紀さんにお話しを伺いました。
学生時代の夢は「楽器リペア職人」
有紀さんのご出身は広島県。

高校生までは吹奏楽に打ち込み、当時の夢は「楽器リペア職人」だったそう。
しかし、大学に入る頃に喘息の症状がひどくなってしまい、吹奏楽や楽器からは距離を置くことになってしまったそう。
広島工業大学に進学され、工学部電子工学科へ。夫である智之さんとはこちらの大学で出会ったそう。
どんなシステムを作ったのでしょう、差し支えない範囲で教えて頂けたら
その後、智之さんとの結婚を機に徳島に来ました
徳島に来てからはすぐに主婦に…?
それでも何かはしていたい…という気持ちがあり、家庭教師や(楽器の)サックス講師をしていました
どちらも時間の融通が利きやすかったので、なんとか続けることができました。その後、長男の出産を機に主婦になりました

難しい病気の発覚
長男が3歳くらいの頃、アデノウィルスにかかってしまい、それが私にもうつってしまいました
するとさらに体調が悪くなってしまって…
半年以上も色々なお医者さんに診て頂いたり、大学病院で検査してもらったりして、ようやく『非典型例の気管支喘息』という病名が判明しました
医療分野になるので詳細はここでは控えますが、ざっくりとしたご説明をすると、喘息の典型的な症状として、皆さんご存知のように「ゴホンゴホン」と咳が止まらない…という症状があります。
そんな分かりやすい典型的な症状とは別に、病気には「非典型的な症状」というものもあり、実は喘息が有紀さんを長年悩ませていた体調の悪さの原因だったのです。
さらに、有紀さんには『膠原病』の体質があることもわかりました
こちらも詳細は省きますが、有紀さんの場合は、『微熱がでたり関節が痛んだり、皮膚症状がでる』そうです。
有紀さんは、現在もお薬を欠かせない生活が続いているそうです。
それでも、社会と関わりたい
夫である智之さんが「カワセミデザイン舎」として独立。有紀さんも主婦業の傍ら、事務仕事などできる範囲でサポート。
https://sudachikun.tokushima.jp/entry/2020/08/22/190051/
智之さんが独立して1年半ほど経ち、お仕事もまずまず順調に軌道に乗ったこともあり、有紀さんも次第に(社会と関わりたい、自分で何かしてみたい)…という思いが強くなっていったそう。
でも、じゃあ何をしよう…自分に何ができる?…と思案する日々でした
そんな時、中学~高校生の頃は「楽器リペア職人」になりたかったのを思い出しました
でも、楽器リペアを生業とするには専門学校に何年も通う必要があり、主婦業との両立がちょっと難しかったです
布製品づくりもいいなとは思ったのですが、既に多くの方がされているため、後発で特にスキルもない私では分が悪いかな…と
そんな時、自分の革のバッグがボロボロになってるのを見て「!」となり、じゃあ革製品ならどうかな、革製品ならそれほど数が多くないよね?…と
それで、お客としてよく訪問していた、鳴門市の猫の雑貨を中心に販売されている「白猫堂」さんのご主人に相談しました。すると「やってみたら?」って後押しを受け、そこで決断しました
その後、半年くらい試行錯誤してようやく試作品が出来たので、また白猫堂さんに持っていったら「いいじゃないですか、うちに置いてみたら?」と、委託販売させて頂くことになりました
少しずつ作品も増やしつつ、今に至る…という感じです

「るりびたき舎」の商品に使われている革は、主に東京浅草の老舗『中村千之助商店』様より仕入れているそう。
その他の部分も、製造・卸の会社さんから随時良質な革を仕入れてるそうですよ。
日々の暮らしにちょっとした幸せをお届けできるよう
有紀さん、今は小物が中心ですが、将来的には財布やバッグにもチャレンジしたいそう。
青い鳥のように、皆さまの日々の暮らしにちょっとした幸せをお届けできたら…と思っています。今後ともよろしくお願いいたします
本日はありがとうございました

革の手づくり「るりびたき舎」、オススメです
正直なところ、取材する前は「革かぁ、革ねぇ…」くらいのイメージしか持っていませんでした。
でも、実物を見たり、触らせてもらったら一気にテンションアップしました。
徳島ヴォルティスサポーターの私、青色の小物を見て、「これにちょっと緑のアクセントを入れてくれたら、ヴォルティスサポーターにも売れますよ!」とプッシュしておきました。
※徳島ヴォルティスのクラブカラーは「青」と「緑」(青がメインで緑がサブみたいな感じ)
「るりびたき舎」さんの商品、現在は鳴門市の白猫堂さんで委託販売されていますので、ぜひ皆さん手にとってみてくださいね。
屋号 | 革の手づくり「るりびたき舎」 |
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SNS | Twitter、Instagram |
備考 | 現在は鳴門市の白猫堂さんで委託販売中 |