徳島ヴォルティスの2019年ホーム第3戦、徳島ヴォルティスvs東京ヴェルディの試合を、現地ポカリスエットスタジアムにて観戦しました。
試合は今度こそ勝てる…と思った試合終盤に痛恨の失点。勝ち点3を取りこぼしてしまった引き分け…という結果でした。
当記事では
- 当日試合前のヴォルティス広場の様子
- ライブ、モンスーン、中山女子短期大学
- ヴォルティスグルメ未紹介だった2店舗
- 試合前のスタジアムの様子
- 試合レポート
- 試合後のスタジアムの様子
など、現地ポカリスエットスタジアムの様子をお伝えします。
目次
徳島ヴォルティス2019年ホーム第3戦vs東京ヴェルディ、試合前のヴォルティス広場の様子
ホーム大宮戦はゴラッソ一発に沈み、アウェイ琉球戦では一度は追いつくものの勝ち越し点を許し連敗。
早くも3敗目を喫し、順位も下から数えたほうが早く、残念な状態が続いています。
悪い流れを断ち切るためにもどうしても勝ちたいこの日、バス待ちのサポーターの声にも一段熱がこもります。
選手バス、スタジアム入り

ヴォルタくん、絶好調
選手スタジアム入りを見届けて広場に出てみると、いきなりヴォルタくんが土下座をしていました。

この日は渾身の芸を各所で披露していたようで、好調時のヴォルタくんだった模様。
ヴォルタくんステージの様子
ステージではちょうどJ-TONEというバンドによるライブが始まるところ。キョーエイなかのヒトさんのツイートによれば、キョーエイ関係者の方の模様。

MCはいつもはモンスーン小山さんだけですが、この日はコンビで登場。相方さんがいると掛け合いのテンポもグッと良くなります。

そして、ラッパーACCHAMAN(アッチャマン)さんのラップステージ。即興で軽快なラップを披露してくれました。

徳島住みます芸人、中山女子短期大学さん
そしてこの日も徳島住みます芸人、中山女子短期大学さんも駆け付けてくれました。
「ブサイクだと思う芸人」で2位になった事を「お笑い界の昇格圏内」…と自虐ネタにして笑いをとってました。
中山さん、ハンサムとまではいかなくともブサイクだとは全然思わないですけどね。

モンスーンから「せっかくだから何か告知があったらどうぞ」と振られたら
「26日に富岡西高校がセンバツで試合するんで、皆さんで応援しましょう」
とおっしゃってました。ご自分のイベントよりもセンバツに出る徳島県代表の富岡西高校をプッシュするあたりが中山さんのお人柄。
インディゴソックスのDJをしたり、幼児も行けるお笑いライブを開催したりと、徳島県出身だけあってグイグイ徳島の地域に溶け込んでいる芸人さんです。根っからの徳島が好きってのがいつも伝わってきます。
てるてる坊主イベント
ヴォルティスの試合はいつも雨ばかり…ということで開催されていた「てるてる坊主」を作るイベント。4歳の息子にやらせたら喜んでました。しかも係の方がついてくれたので、10分ほどお任せ、この解放感が嬉しい(私が…です)。

徳島ヴォルティス2019年ホーム第3戦vs東京ヴェルディ、フード店ご紹介
FC岐阜戦のレポートではご紹介できてなかった、ホームゴール裏席の入口付近に陣取る二店舗をご紹介。
HISAMOTO(久本酒店)
久本酒店さん。お酒類とつまみに合いそうなソーセージなどを販売されてます。

きゃさりん
小西選手とのコラボグルメが話題になった「きゃさりん」さん。ゴール裏サポーターの御用達となりそうです。
チキンステーキやピザとか、ちょっと珍しい商品が多いので、私も食べてみるつもりです。

徳島ヴォルティス2019年ホーム第3戦vs東京ヴェルディ、試合前のスタジアムの様子
この日の観客数は4851人。小中高を卒業された方を無料招待するイベントも開催。しかし好天でこの数字、ちょっと寂しいですね。
スタードダッシュに失敗したツケが観客数にも表れているようです。

東京Vサポーターさんたち
ざっと見たところ70~80名といったところか。東京ヴェルディサポーターの皆さん。ようこそ徳島へ。
有名サポーター、全力さんもいたのでしょうか?
東京ヴェルディサポさん、応援幕を下段に貼って、その上に陣取る形式でした。他のクラブのサポーターではあまり見かけない方式をとられていました。

選手アップ開始&スタメン発表!
選手たちがアップを開始。
多少風が強いですがこれだけ良い天気だとスポーツ観戦にはバッチリです。てるてる坊主作戦が功を奏したか。

この日もスタメン変更あり
この日もスタメンは前試合とは違うメンバー。小西選手が今期初スタメン。杉本竜士選手もスタメンに復帰。TOPは押谷選手から岸本選手になりました。


選手紹介を盛り上げてくれる大旗部隊の方や、BLUE SPIRIT(ブルー・スピリット)のメンバーさんたち。

他クラブではガンバや愛媛FCなど、試合中も隅っこで応援してるチアもありますが、BLUE SPIRIT(ブルー・スピリット)は裏方にまわります。

徳島ヴォルティス2019年ホーム第3戦vs東京ヴェルディ、試合はまたも一点を争う展開に
試合が始まりました。
前半は全体的に見てヴォルティスのペースだったのではないでしょうか。
ただ、押し込んでるんだけど「決定機」といえる場面が少ないのが今期のヴォルティスの課題でしょうか。
清武選手の惜しいFK
そんな中、清武選手のFKは非常に惜しかった。東京ヴェルディのGK上福元選手が触ってなければ入っていただけに悔しい場面。
えぐい軌道。私は清武選手が蹴った瞬間に(入った)と思いました。
ボール一個分くらい程コースが甘かったかもしれませんが、J2レベルなら入る確率の方が高かったと思います。昨シーズンの昇格プレーオフでも、ATにGKながら攻撃参加してヘディングでアシストを決めた上福元選手の身体能力の高さが分かります。
清武選手は他にも無回転シュートも持っているので、セットプレーに課題があった徳島としては今期はセットプレーからも何度か得点が期待できそう。
小西選手の惜しいシュート
後半が始まります。
FKの場面、こぼれ球にいち早く反応した小西雄大選手が相手DFよりも早くシュート。抑えを効かせた良いシュートでしたがわずかに外へ。
歓喜!今期初の先制点を岸本選手があげる
徳島GK梶川選手からの攻撃。何本ものパスを繋ぐ。ライン際の狭いスペースでも東京ヴェルディのプレスをかいくぐり、杉本竜士選手がフリーになっていた野村選手へ横パス。一気に展開が開ける。
野村選手から縦へ絶妙なスルーパス、走り込んでいた岸本選手が東京GK上福元選手を交わしてシュート。相手DFも追いつけず、見事なゴール!
5試合目にして今期初となる先制ゴールに大喜びのゴール裏に陣取る徳島ヴォルティスサポーター。
GKから繋いでも、高い位置で奪われて危ないシーンばかりだったビルドアップ攻撃が初めて得点に結びついたのは本当に良かった。
この得点はリカルド・ロドリゲス監督がやりたいサッカー、攻撃のカタチが体現した瞬間だったのではないでしょうか。

試合終了直前、なんとも言えない失点の仕方
その後、攻勢に出た東京ヴェルディの厚い攻撃が続きました。ヨルディ・バイス選手を中心に何度も弾き返します。
ここから大宮戦で見せたような効果的なカウンターになればいいのですが、この日は弾き返してもそこから攻撃に転じることができず、15~20分ほど東京ヴェルディの時間帯が続きます。
それでも辛抱強く我慢した徳島ヴォルティス。
なんとか押し切れるか…と思われた90分。悪夢のような失点シーンが訪れます。
東京ヴェルディのCKは低い弾道。清武選手のヘディングクリアは十分でなく、徳島ゴールの上空へ高く舞い上がってしまう。
梶川選手がボールを掻き出そうとするが、同じようにボールを見上げていた味方である徳島DFが壁になってしまって思うように動けず手が届かない!
落下点で身体を張っていた李栄直(リ・ヨンジ)選手の背中に当たってゴール。
この試合に関係ない他クラブサポーターが観たらお笑いゴールかもしれませんが、一点は一点。
東京ヴェルディにとっては歓喜の、徳島ヴォルティスにとっては痛恨の失点となりました。
李栄直(リ・ヨンジ)選手は徳島でキャリアをスタートしました。徳島ではJ1時代に得点を挙げたりもしましたが、あまり活躍できませんでした。
その後長崎、讃岐、そして東京Vと渡り歩いていますが少しずつキャリアアップしてる印象を受けます。
アニメおたくでもあり、サッカーに対する真摯な姿勢からも、多く方に愛されている選手です。
ヨンジが活躍するのは嬉しいのですが、なぜか徳島への恩返しが多い印象です。
最近の活躍だとまた朝鮮民主主義人民共和国の代表に選ばれる可能性も高いのではないでしょうか。

徳島ヴォルティス2019年ホーム第3戦vs東京ヴェルディ、試合は引き分け、スタジアムの様子
その後、清武選手のロングスローなどで必死に勝ち越しを狙った徳島ヴォルティスですが、結局そのまま試合終了。勝ち点3を1にしてしまった痛恨のドローです。
これで5節を終えてシーズン成績は1勝3敗1分となりました。
大宮戦に敗れた時点で既にかなり危機感があったのですが、琉球戦に負け、そしてこの日は引き分け。もう3週間も勝てていません。
ゴール裏のコアサポーターからブーイング
試合終了後、うつむきながらバックスタンドにやってきた選手たち。

お辞儀をする選手や監督たちに、一部コアサポーターからブーイングがとびました。

画像でも分かるように、最前列に立って申し訳なさそうにお辞儀をするリカルド・ロドリゲス監督。
監督がこのように最前列まで出てくれること自体が監督の気持ちを現しているので、私はこれ以上何も言えないですね…。
結果が出ないとどうしても雰囲気は厳しくなる
FC岐阜戦では劇的なゴールで勝利して、これで今シーズンはいける…と思いましたが、その後勝てていません。
昨シーズンの終盤も岐阜戦以降9試合勝ちがなく、今期もここまで一勝。
年をまたぐと14試合で一勝なので、どうしてもクラブ・監督に風当たりが強くなってしまうのはプロである以上仕方のないことかもしれません。
私はリカルド・ロドリゲス監督が大好きなので、なんとか次のアルビレックス新潟戦でスカッと勝利をして、みんなで喜び、嫌なムードを払しょくしたいですね。