徳島ヴォルティスの2019年ホーム第5戦、徳島ヴォルティスvs愛媛FCの四国ダービーを、現地ポカリスエットスタジアムにて観戦しました。
後半34分、愛媛FCのエース神谷優太選手に直接FKを決められてしまい先制点を許してしまう。
しかし、負けられない徳島ヴォルティスはそこからガムシャラな攻撃に転じる。
後半45分。梶川選手からのフィードがヨルディ・バイス選手、佐藤晃大選手、さらに押谷選手へ。押谷選手が反転からシュート。相手DFの股、さらに愛媛GKの股間を抜いて同点!
同点では物足りない徳島ヴォルティスサポーターはさらに大声援で後押し、愛媛は防戦一方になったが、そこで試合終了。残念ながら1-1の引き分けでした。
当記事では
- 当日試合前のヴォルティス広場の様子
- 選手バス待ちの様子
- 試合前のスタジアムの様子
- 試合の様子
- 試合後のスタジアムの様子
など、現地ポカリスエットスタジアムの様子をお伝えします。
目次
- 1 徳島ヴォルティス2019年ホーム第5戦 vs愛媛FC、試合前のヴォルティス広場の様子
- 2 残念ながらステージイベントは中止、物販やスタンプラリー、ビンゴは開催。ゆるキャラたちは頑張っていた
- 3 その他のイベントもご紹介
- 4 徳島ヴォルティス、四国ダービー2019、選手バス待ち応援の様子
- 5 選手たちがアップが開始、スタジアムの様子
- 6 徳島ヴォルティスvs愛媛FC 試合開始!
- 7 徳島ヴォルティスvs愛媛FC、前半の様子
- 8 徳島ヴォルティスvs愛媛FC、後半の様子
- 9 徳島ヴォルティスvs愛媛FC、終盤は押せ押せも逆転できず
- 10 ゴール裏の一部サポーターからはブーイングも
- 11 見通しは明るい…と思いたい 土曜日は岡山と対戦
徳島ヴォルティス2019年ホーム第5戦 vs愛媛FC、試合前のヴォルティス広場の様子
前節では1点リードされたまま試合終了か…と思われた94分にヨルディ・バイス選手が値千金の同点弾。
終盤に追いつかれて勝ち点3を逃した東京V戦とは違い、(ああ…今日はどもならん…)という試合をどうにか引き分けにもっていき四国ダービーへの流れを繋いだ。
この日は平成最後の四国ダービー。しかし、またしても雨の予報。しかも試合が始まる頃からの雨予報。
東京ヴェルディ戦では「てるてる坊主をつくろう」というイベントがあったのですが、あのイベントは毎回やった方が良さそうです…。

雨の中、遠くの駐車場から歩くのは4歳児(とその親)には苦行なので、試合開始2時間半前の14時半頃にはポカリスエットスタジアムに到着していました。
今回は試合開始3時間前ほどからパラパラと振り出し、2時間前くらいには傘が必要なくらいの雨になっていました。
残念ながらステージイベントは中止、物販やスタンプラリー、ビンゴは開催。ゆるキャラたちは頑張っていた
しっかりとした雨が降り、その後も降り続けるという予報だったためか、ステージは用意されていたものの残念ながらイベントは中止。

愛媛のゆるキャラたちが徘徊していた
愛媛からわざわざ来てくれていた目つきの悪いみかんのゆるキャラオ~レくん、カエルの一平君は広場を徘徊しておりました。

一平君はなぜかヘビを身体にまといながら徘徊していた。

PRIDE OF 中四国 スタンプラリー
四国ダービーは同時にPRIDE OF 中四国の一つでもあります。
これまでは参加したことすらありませんでしたが、狩野選手のサコッシュがちょうどよい入れ物道具になり、捨てたり忘れずに保管できていました。
これまでこの用紙をしっかりと見たことがありませんでしたが、PRIDE OF 中四国のJ2同士の対戦4試合のうち3試合以上をそれぞれのスタジアムで見ないと応募資格すらないようです。
厳密にいえば、徳島ヴォルティス以外の対戦、例えば愛媛FC対ファジアーノ岡山…の試合を見に行ってもいいわけですが、わざわざ他クラブを見に松山や山口まではいきませんよね…。
なかなかハードルが高そうです。しかも山口戦はすでに終わっているので私の場合は最高でも3試合できるかどうか…です。

その他のイベントもご紹介
愛媛から浜千鶏「とり天」のお店が来てくれていた
あいにくの雨となってしまいましたが、普段のヴォルティスフーズとは別に愛媛から名物浜千鶏「とり天」のお店が出張で来てくれていました。
食べてみたかったのですが、4歳の息子はまだ傘を上手くさせないし、待ち切れるかどうか…。列に並ぶと迷惑をかけそうと判断してやむなくスルー。

チオビタドリンクの試飲会
大鵬薬品さんのブース。発売55周年を記念してチオビタドリンクの試飲会をしていました。
普段はなかなか買わない栄養ドリンクですが、貰えるならすごく嬉しい。割れてしまうビン容器なのでスタジアムに持ち込めません。その場でゴッグン、ご馳走様でした。

徳島ヴォルティス、四国ダービー2019、選手バス待ち応援の様子
ここでこの日も選手バスがやってきました。息子を呼んで駆けつけます。バスを降りる選手、ひとりひとりのリアクションが違うので面白いですね。
雨だとコールや出迎えは大変そうでしたが、サポーターの皆さんは頑張っていました。

選手たちがアップが開始、スタジアムの様子
選手バスも到着したし、この雨なので、スタジアム内へ移動。
さすがにあの雨は4歳児には厳しいので、この日もバッグスタンドへ。屋根があれば濡れずに観戦できるので子連れには本当に助かります。
選手やゴール裏で濡れながら声援を送るサポーターには申し訳ありませんが、お許しください。
ボディメンテの無料配布
この日はドリンクプレゼントがもう一つあり、大塚製薬から発売中の期待商品「ボディメンテ」が先着でプレゼントされていました。これもめっちゃ嬉しい。
ボディメンテ、ポカリスエットほど甘ったるくはなく、スッとした飲みやすさがありますね。定番になりそうな商品に思えますが、どうなるでしょうか。

愛媛FCサポーター
愛媛サポーターの皆さん。愛媛サポーターはオーソドックスな陣取りですね。

ざっと150名といったところでしょうか。晴れてたらもう少し来てたかな?
試合開始1時間くらい前になると何やら愛媛側から大声が…。決起集会が行われたようです。

徳島ヴォルティスサポーターも決起集会
同じ時間帯、徳島ヴォルティスサポーターも負けじとゴール裏コンコースで決起集会が開かれていました。
こちらも当然気合いが入っていました。

ヴォルティスの選手、アップ開始
そして両チームの選手がウォームアップに登場。

清武功暉選手がバックスタンド側に来てサインボールを投げ入れていました。

バックスタンド寄りのゾーンで身体を動かす控え選手たち。

徳島ヴォルティスvs愛媛FC 試合開始!
時間が経って、いよいよ選手が入場。タオルマフラーを掲げて選手へエールを送る徳島ヴォルティスサポーターたち。

ピッチサイドはこんな感じ。この日は終始強い雨が降り続けました。バックスタンドは雨だけじゃなくて、風も遮られるので寒さがそれほどでもないのが幸い。

徳島ヴォルティスvs愛媛FC、前半の様子
試合開始。どういういきさつか分かりませんがいつもと違う側のコートです。

この日は田向選手、狩野選手がスタメンに復帰。チーム内のポジション争いも激しい。

野村選手、岸本選手、狩野選手にチャンスも得点できず
前半16分、狩野選手からサイドに流れた岸本選手へ。
得意のシザースフェイントを織り交ぜペナルティーエリア内に切れ込みながらゴール前へグラウンダーの強いパス。愛媛GKがファンブルしたところを野村選手が詰めるが上手くボールコントロールできず。

前半27分、岸本選手が野村選手からのスルーパスに抜け出そうとするも愛媛GKにキャッチされる。少し接触もあって倒れていた岸本選手。大丈夫そうでホッ。

そして38分、高い位置で清武選手が奪い、それを野村選手が持ち上がってそのままシュート!野村選手の得意の位置から!
と思ったのですがシュートはポスト、跳ね返りを清武功暉選手がダイレクトで狙うもそれも外れてしまった。

さらに前半終了間際に狩野選手がゴール前至近距離からヘディングするもDFにコースを遮られてしまった…。
前半で得点できないと嫌な予感が走ってしまうのが今年のヴォルティス。ただ、決定機自体は徳島の方が多い。悪くない内容だと思いました。
徳島ヴォルティスvs愛媛FC、後半の様子
試合は後半へ。
63分、狩野選手のコーナーキック。愛媛GK飛び出すもボールに触れず!内田航平選手がドンピシャで無人のゴールへ叩きつけるヘディング!
と思ったのですが、ヘディングが強烈すぎてワンバウンドしたボールがゴールを越えてしまった…。こんなことってあるの?
これには内田航平選手も前のめりに倒れてこんでガックリしてしまう…。
愛媛FCのエース、神谷優太選手に直接FKを決められる
後半は両チームなかなか決定的なシーンが訪れない。ただ、愛媛FCにもほぼチャンスらしい場面も作らせず試合は膠着状態に…。
そんな中、78分、ハーフライン少し入ったところでゴチャッとした混戦から愛媛FC藤本選手がドリブルで持ち上がる。危険を感じた岩尾選手が後方から、しかし慎重にスライディングタックルで掻き出そうとするもボールには触れず、わずかに足に触れてしまう。
藤本選手が上手くファールをもらったカタチに。非常に嫌な位置からのフリーキック。
外れる事を期待しながら見守ったが…。決められてしまった。
梶川選手は読みが外れたような感じに見えました。キーパー目線で何があったのかが知りたいですね…。
失点後はなりふり構わず攻勢に出る徳島ヴォルティス
残り時間は約10分。負けはおろか引き分けることも許されない四国ダービー。
徳島ヴォルティスの選手たちは必死の攻勢に出ます。途中交代の佐藤晃大選手、DFのヨルディ・バイス選手が前線に上がってパワープレイ気味に。
さらに足元が上手な押谷選手を投入してこぼれ球を狙おうという意図か。
押谷選手、今シーズン初得点、徳島で初ゴール
愛媛FCはすっかり防戦一方になり、得点の気配は十分。ただ、なかなか決めきれない…。
そんな中で迎えた90分。梶川選手のフィードを佐藤晃大選手が競ってスカし、ヨルディ・バイス選手が佐藤晃大選手へリターンの落とし。
佐藤晃大選手がツータッチで押谷選手へ。
柔らかいタッチでうまくボールをコントロールした押谷選手は3人に囲まれていましたが、先にどう動くか決めていたかのように身体を反転、DFの網を一瞬抜ける、そのまま迷いなくシュート!
決してジャストミートではなかったが、愛媛GK岡本選手の長い足の股間を抜けてゴール!
徳島ヴォルティスvs愛媛FC、終盤は押せ押せも逆転できず
最後は完全に徳島ヴォルティスが押せ押せムードに。
最近は試合終盤は押されることが多く、こういうムードはあまりなかった。これでもし逆転なんてことになればすごい事になるぞ…。J1へ上がるためにも勝ちたい!
闘将ヨルディ・バイス選手が二度、三度とチャンスも迎えるもゴールはならず。
結局このまま試合は終了。
後半の嫌な時間帯に先制されても負けなかったコトは良かったです。…が、そもそも格下である愛媛FCに引き分けという結果は残念です。
ゴール裏の一部サポーターからはブーイングも
私は名古屋からの移住もんです。名古屋は中部地方では経済・人口共に圧倒的な存在。
プロスポーツも、中日ドラゴンズにせよ名古屋グランパスにせよ、近隣にライバルと呼べる球団・クラブがありませんでした。
そのためか、私はサッカーにおけるダービー文化…というものが肌レベルではいまいちピンときません。それに、同じ四国内と言っても愛媛FCの本拠地松山とは200kmも離れてますし…。
また2011年からのサポであるためか、この四国ダービーにおける重み?のようなものも分かりません。…というか愛媛FCはライバルではない…ととらえています。愛媛FCのサポーターさんには悪いけど格下ではないか…と。
しかし、古くからの徳島ヴォルティスサポーターにとってはただの1試合ではないようです。試合後、選手がゴール裏に挨拶に来た際、一部サポーターからはブーイングもとんでいました。

見てると単なるヤジのような素振りの人もいたような気がしました。近くで見てないし、何を叫んでいたのか分からなかったので違っていたらすみません。
- プロは結果がすべて、負けたら非難されても当然だろ
- 負けたり上手くいってない時こそヤジったり非難せず、前向きな言葉をかけて応援しよう
多くの選手はキャリアの間に複数のクラブを渡り歩いたりする事が多いけど、サポーターは基本的には一つのクラブをずっと応援します。
ダービーに限らずこのあたりが選手とサポーターの温度差になってる部分もあるような気がします。
こういうのはどれが正解とかはないし、それぞれの立場やクラブとの関わり方もあるでしょうし、ひとりひとりの考え方がとても分かれます。
サポの数だけ監督がいる…とも揶揄される戦術問題と同じで、どこまでいっても平行線な感じですね。議論しても疲れるだけなので、ここでは自分の意見を述べるだけにとどめます。
見通しは明るい…と思いたい 土曜日は岡山と対戦
ホーム鳴門での四国ダービーは痛み分けに終わりました。
でも、結果が出た…いう選手も増えており、見通しは明るい…と思いたい。
押谷選手。昨年夏の移籍で徳島に来るも、なかなか出場できずに昨年は無得点。今年は調子がよく出場機会を増やしていましたが、今回でようやく徳島&今季初ゴール。これでうまく力が抜けてくれるといいのですが。
佐藤晃大選手。今年は途中出場でわかすことが多かったですが、ようやく初アシスト。この日もチャンスでボールに触れず…というシーンが目立っていたのでまだまだ本調子ではないですが、一つの結果を残したことは佐藤選手にも改めてまだヤレる…という自信に繋がったのではないでしょうか。
久々のスタメンだった狩野選手。全体的に見ればソツのないプレーで攻撃をけん引しました。もちろんあれで満足はしてないでしょうし、もっとやってもらわないと困ります。
次節は土曜日にアウェイでファジアーノ岡山と対戦。アウェイとはいえ勝ってくれないとJ1が遠のいてしまいます。勝って上位を狙える位置につけたいですね。