2019年J2リーグ第36節。徳島ヴォルティスvsファジアーノ岡山の試合を、現地ポカリスエットスタジアムにて観戦。
J1昇格へ向け、勝ち続けるしかない徳島ヴォルティス。ツエーゲン金沢には勝ったものの、下位の栃木SC相手に痛恨の引き分け。自動昇格争いからは後退。
そして今節、勝ち点差1で追っているファジアーノ岡山との直接対決。勝てば天国、負けたら地獄の6ポイントゲーム、昇格を狙う両チームにとっては天下分け目の大一番。
ファジアーノ岡山との相性は明らかに悪いです。
2011年最終節で敗れて昇格を逃したり、逆にファジアーノ岡山に勝って一気に昇格までもっていた2013年など、その後の節目となる試合になるコトも多いです。その2013年以来、実に6年ホーム鳴門で勝っていない相手。
試合はいきなり動きました。ファジアーノ岡山で一番警戒しなければいけない仲間選手に試合開始早々に決められて失点。
その後、河田選手の決定機などありましたが得点できず…。前半は0-1での折り返し。
後半は逆に開始早々徳島ヴォルティスがやり返す。杉本竜士選手のクロスを河田選手が見事に頭でブチこんで同点!相手ゴールキーパーと交錯しそうになりそうでしたが勇気あるプレーでした。
その9分後、左サイドでボールを受けた渡井理己選手、ドリブルで運んで左足一閃!サイドネットに突き刺さるゴールで逆転!
その後3点目が取れれば安心できそうな展開でしたが、ミスジャッジ疑惑があったり、さすがにファジアーノ岡山もそうはさせてくれず、粘ってきます。
終盤はやや押し込まれましたが、岸本武流選手のナイスクリアなどもあって徳島ヴォルティスが守りきって大事な試合を逆転勝利!貴重な…貴重な勝ち点3をもぎ取りました。
試合後はジャンピングルンバ、渡井理己選手のメガホン&タオル回し、野村直輝選手のL・V(ラブヴォルティス)ポーズなどで盛り上がりました。
当記事では
- 試合前のスタジアムの様子
- 試合中の様子
- 試合後のスタジアムの様子
など、現地ポカリスエットスタジアムの様子をお伝えします。
目次
- 1 徳島ヴォルティスvsファジアーノ岡山、台風の余韻が残るも、スタジアム学園祭が行われました
- 2 「BLUE SPIRIT(ブルー・スピリット)」のチアリーディングショーの様子
- 3 ヴォルティス広場、その他の様子
- 4 徳島ヴォルティスvsファジアーノ岡山 選手バス到着
- 5 徳島ヴォルティスvsファジアーノ岡山 スタジアムの様子
- 6 徳島ヴォルティスvsファジアーノ岡山、試合開始!
- 7 徳島ヴォルティスvsファジアーノ岡山、試合中の様子
- 8 試合終了後は渡井理己選手のメガホンとタオル回し!そして野村直輝選手のラブヴォルティスポーズでゴール裏は大盛り上がり
- 9 次節は暫定3位の大宮アルディージャとの決戦!勝てば希望が膨らむが、負けたら終戦ムードに…
徳島ヴォルティスvsファジアーノ岡山、台風の余韻が残るも、スタジアム学園祭が行われました
前日は日本列島を震撼させた台風19号が関東地方を直撃。大きな被害が出ました。同じJ2リーグを戦うクラブでも試合を中止したところや、月曜日や火曜日に順延したところも。
幸い、徳島は大きな被害はなくこの日を無事に迎えることができました。
この日は年に一度の「スタジアム学園祭」デー。高校生や大学生がヴォルティス広場を埋め尽くし、賑やかでした。

また、近場のアウェイということもあって、ファジアーノ岡山サポーターの方も非常に多く見られました。
駄菓子屋さん
高校生が駄菓子屋さんを出してました。
駄菓子屋さんブースが普段もあるといいな~って思いました
※ちなみに「駄菓子は5個までイイよ」と答えました

ブラインドサッカーブース
ブラインドサッカーの体験コーナーがありました。私は怖くてやりませんでしたが、ボールをなかなか蹴れなくて難しそうでした。

農業大学校ブース
農業大学校では美味しそうな野菜が並んでいました。お値段もお手頃。すだちの大きさがすごかった。

徳商デパート
徳島商業高校のブースが非常に多く、たくさんの商品を販売していました。



サーキットブース
ラジコンを操作して楽しむブースもありました。ハンドルがめっちゃ軽いので最初はコースにぶつかってばかりでしたが、慣れてくるとアウトインアウトができたりと面白かったです。

電気自動車ブース
徳島工業短期大学、お馴染みの電気自動車。四歳の息子は大喜びでした。

「BLUE SPIRIT(ブルー・スピリット)」のチアリーディングショーの様子
BLUE SPIRIT(ブルー・スピリット)のパフォを久しぶりに鑑賞。メンバーも揃って、多くのお客さんの前で華麗なダンスを披露してくれました。
風が強く、髪が顔にかかってメンバーの皆さんは大変そうでした。(画像はかなり圧縮してるのでザラついております…お許しを)。



その他のメンバーも笑顔が弾けて素晴らしいパフォーマンスでした。




最後はラブヴォルティスポーズで締め!

ヴォルティス広場、その他の様子
新グッズ「LOVE VORTIS(LV)タオル」販売
岩尾選手が鹿児島戦で始めて以降、急速に徳島に浸透した、LVポーズ。そのシルエットがデザインされたタオルが発売。

このグッズ、イイと思います。
強いてあげると、もう少し発売が早かったら…と思いました。画像のシルエットでシンプルなデザインなのでやろうと思えば、翌週くらいに出せるハズ。
ヴォルタくん、写真集の営業活動に必死
ヴォルタくんとティスちゃんの写真集、まだ在庫があるのか必死の営業活動を行うヴォルタくんでした。

サイン会は田向選手、島屋選手
選手サイン会は田向選手、島屋選手。どちらもベンチ入り、いや先発出場していてもおかしくない選手。
二人の力が必要になる時もあるハズ。こんなコトで腐る二人ではないと思いますが、よろしくお願いします
ACCHAMAN、ミニライブショー
ラッパーACCHAMANさんのライブ。会場で「イエー!」と盛り上がってました。

徳島ヴォルティスvsファジアーノ岡山 選手バス到着
選手バス到着時の様子。
毎回チャントが変わるので、その日どんなチャントが選ばれるのかも密かな楽しみ。

徳島ヴォルティスvsファジアーノ岡山 スタジアムの様子
ファジアーノ岡山サポーターの皆さん
ファジアーノ岡山サポーターは約1,000名。アウェイ席が完売になったそうです。見事な応援でした。

徳島ヴォルティスサポーター
徳島ヴォルティスサポーター。良くも悪くもゴール前はあまり変わりない。
私はヒザが悪くずっと立っては応援できないのと、四歳児がいるため、少し左側(バックスタンド側)で観戦しています。
「もっと中央に寄りませんか?」とサポーターさんからの呼びかけがあったのですが…。申し訳ありません。

徳島ヴォルティスvsファジアーノ岡山、試合開始!
恒例、試合前の記念撮影。

円陣を組んでいよいよ試合開始。両チームオーソドックスなハイタッチ円陣パターン。

風上を取られたか
いつもなら、前半は徳島ヴォルティスがこちら側、後半は徳島ヴォルティスゴール裏に攻めてくる…というのがお約束なのですが、この日は逆に。
前半しのげば後半は風上立てるのですが、はたして。
徳島ヴォルティスvsファジアーノ岡山、試合中の様子
もう後がない徳島ヴォルティス。勝ち点差1で一つ上にいるファジアーノ岡山にもし負けるような事があれば、プレーオフ争いからも脱落してしまいます。
まずはしっかり守って…という願いはいきなり壊されてしまいます。
試合開始!いきなり仲間選手に決められてしまった
試合開始、まだフレッシュな状態の岡山は前線からプレスをかけていく。
GK梶川選手へも素早いプレス。梶川選手は足を滑らせたのか、フィードが上がらずライナーで岡山選手の足元へ…。
そこから瞬く間にゴールを決められてしまった。
🎦 ゴール動画
🏆 明治安田生命J2リーグ 第36節
🆚 徳島vs岡山
🔢 0-1
⌚️ 5分
⚽️ 仲間 隼斗(岡山)#Jリーグ#徳島対岡山
その他の動画はこちら👇https://t.co/JUEMOXumQp pic.twitter.com/ZtZ5dInvyX— Jリーグ (@J_League) October 13, 2019
仲間選手にはアウェイ岡山でも逆転ゴールを決められており、これで徳島戦は二戦連発。
今のファジアーノ岡山がこの位置にいるのは仲間選手の貢献度が非常に高いとみているのですが、一番警戒すべき選手にアッサリとやられてしまいました…。
徳島ヴォルティス、河田選手にチャンスも得点ならず
徳島ヴォルティス、先制された後はシンプルに縦にフィードパスを送る攻撃で対抗。
河田篤秀選手が二度、ゴール前まで詰め寄ってシュートを放ちますが、角度がきつかったり、DF、GKの寄せが厳しかったりで得点には至らず。
河田選手の動きが良く、ボールを上手くコントロール出来ていて、調子の良さを感じました。
しかし前半は無得点、0-1で折り返す
失点してしばらくは徳島ヴォルティスがチャンスを作っていたんですが、次第に決定機も少なくなってしまいました。
岡山に追加点を奪われそうな感じはしなかったけど、もう少し決定機が欲しかった…。
後半開始!今度は徳島が開始早々同点に追いつく!
試合は後半へ。
今シーズンの徳島は前半がイマイチでも後半に修正してくるコトが多いので、ここはロドリゲス監督の采配に期待。
後半開始、左サイド、内田裕斗選手が二度ドリブルで押し上げて繋ぎつつ、野村直輝選手のスルーパス、杉本竜士選手のクロスを河田選手が頭でブチこみました。
🎦 ゴール動画
🏆 明治安田生命J2リーグ 第36節
🆚 徳島vs岡山
🔢 1-1
⌚️ 47分
⚽️ 河田 篤秀(徳島)#Jリーグ#徳島対岡山
その他の動画はこちら👇https://t.co/JUEMOXumQp pic.twitter.com/HBSjALMwa1— Jリーグ (@J_League) October 13, 2019
どうだ~
と四歳の息子に力説、自分は何もしてないのに自慢する私。
相手ゴールキーパーが視界に入ってきたであろうあの場面でも、恐れずに叩きつけた河田篤秀選手はアッパレでした。
さらに続けて、渡井理己選手の逆転ゴール!
同点の余韻がまだ冷め切らない時間帯。今度は左サイド、フリーでボールを受けた渡井理己選手がドリブル進出!
そのまま左足を振りぬくと、ボールはサイドネットに突き刺さって徳島逆転!
🎦 ゴール動画
🏆 明治安田生命J2リーグ 第36節
🆚 徳島vs岡山
🔢 2-1
⌚️ 56分
⚽️ 渡井 理己(徳島)#Jリーグ#徳島対岡山
その他の動画はこちら👇https://t.co/JUEMOXumQp pic.twitter.com/FEetBEJ7Oy— Jリーグ (@J_League) October 13, 2019
ゴールキーパー梶川選手からパスを繋いだ見事な得点。ここでも河田選手が杉本竜士選手に送ったヒールパスが効いてました。
やった~
後でVTRを見返すと、相手ゴールキーパーの真上をブチ抜いてましたね。よくあそこから狙ったなぁ。
渡井選手のヌルヌルッとしたドリブル、左右どちらでも蹴れて、タイミングの取りづらいシュートモーション、これらが全て効いたのでしょう。
渡井理己選手の決定力、今の徳島ヴォルティスでは間違いなくNo.1ですね。
徳島ヴォルティス幻の3点目はミスジャッジ
岡山も必死の反撃を試みますが、波状攻撃…という感じまではいかず、決定機を作らせません。
そんな中、徳島ヴォルティスに3点目か!?というシーンもあったのですが、これはオフサイドで得点にならず。
私の周囲のゴール裏は完全に喜んでました(苦笑)。
副審さん、画面中央右にいる岡山の選手を見落としてませんか?
藤田選手が蹴った瞬間ですけど、どう見ても杉本竜士選手も河田選手もオンサイドです

オフサイドラインを加えてみました。これがなくても、河田選手、杉本竜士選手は芝目が濃い方に近いのに対して、ファジアーノ岡山の選手はむしろゴールラインに近い方にいます。

岡山必死の反撃も弾き返し、徳島が守り切って勝利!
その後は一進一退の攻防。追うファジアーノ岡山がジリジリと徳島ゴールに迫ってきます。徳島ゴール前でのフリーキックが二度。特に二度目は至近距離からでかなり怖い位置…。
そしてこのプレーが出ました。直前に替わって入っていた岸本武流選手、ファーストタッチがビッグプレー。
撮影してる時は気づいてませんでしたが、岡山の選手がフリーキックを蹴る直前にスルスルと下がってきてクリアしてたんですね。
しかし残念、そこは岸本武流!
このプレーで勝利を確信!そのまま徳島が逃げ切って勝利しました

試合終了後は渡井理己選手のメガホンとタオル回し!そして野村直輝選手のラブヴォルティスポーズでゴール裏は大盛り上がり
試合終了直後は、ジャンピングルンバ。
徳島ヴォルティス勝利!ジャンピングルンバ pic.twitter.com/VDDFo5caUC
— ランキン@徳島で暮らして (@MtanGM) October 13, 2019
選手がゴール裏に来たあとは、渡井理己選手のメガホン。「立ち向かえ」チャントコールでのタオル回しで盛り上がり、勝利の喜びを分かち合いました。
さらに、ホームスタンドに移動する際、野村直輝選手がスルスルと列から離れて…ラブヴォルティスポーズ!
もっかい!もっかい!最後にもっか~い!と大盛り上がりでした。
次節は暫定3位の大宮アルディージャとの決戦!勝てば希望が膨らむが、負けたら終戦ムードに…
次節も大一番が続きます(その次の水戸戦も大一番)。
次は大宮アルディージャとのアウェイゲーム。台風の影響で今節の試合が中止になってしまった大宮アルディージャ。あちらも期するものがあるでしょう。
しかし、徳島ヴォルティスも昇格の望みを繋ぐためにはどうしても勝ちたい一戦。
大宮アルディージャとの相性は決して悪くありません。J1時代、数少ない勝った相手ですし、天皇杯3回戦でも勝ちました。
私が覚えてるだけでもアウェイで四回は勝ってるハズ(上記の二度に加え、アレックスのアーリークロスからキムジョンミンのヘッド、CKからウッチーのノートラップスーパーボレーとか。調べるのメンドイんで…)。
今の徳島ヴォルティスが一番嫌なのは、栃木SCのようにドン引き、縦ポン、ドドドドと来るサッカー。
がっぷり四つからお互いの総合力を試すような試合をして、堂々と勝ちきりたい。
勝って…勝って徳島に戻ってきてほしい。
