2016年1月17日行われた徳島ヴォルティス新体制発表会。
https://sudachikun.tokushima.jp/entry/2016/01/17/200915
大まかな内容は上記のエントリーでご紹介しましたが、会の後半、選手を代表して行ったトミダイこと冨田大介選手のスピーチが素晴らしく、動画でもUPされていましたので改めてご紹介します。
富田大介選手スピーチ「当事者意識を持つ」

動画はこちらです。
アップして頂きありがとうございます。こちらの動画を見させて頂き、私が聞き取れた範囲で文字起こししておきました。細かい部分で異なっているところもあるかと思いますが、大筋は合っていると思います。
スピーチは1:57ほどからです
富田大介選手スピーチ文字起こし
(マイクテスト風に)
「あ……う、うん!」(笑)
「え~…それでは…聞いてください(ニコッ)」(笑)(拍手!)
「改めまして…OHBRです…あ、お久しぶりです」(拍手!)
「ただいまご紹介に預かりました徳島のゆるキャラ、冨田大介です」(拍手!)
「本日は日曜日の夕方という比較的空いてる時間に(笑)、お集まり頂き、ありがとうございます」(拍手!)
「昨年末に行われた謝恩会の席で長島新監督が、徳島ヴォルティスに今必要なのは、まとまり、そして一体感…という話をされました」
「私が思うに、そのまとまりには、それぞれ一人一人の当事者意識…というものが大事だと私は思っております」
「自分がこのチームを勝たせる、昇格させる…という自覚、今チームで起こっている問題を、誰かが解決してくれるのを待つのではなく」
「自分が率先して解決する…という責任感、そのような責任感、自覚をもってチームという集団でそれらを共有していくことがまとまりに繋がると思いますし、そのまとまりがチームの勝利にも繋がると思っております。」
「昨年の成績は、その当事者意識の低さが原因の一つではないか?…と私は思っております」
「今年は、私たち一人一人が、その自覚と責任感、そして情熱をもって、ピッチ上で勇往邁進する姿を皆様にお見せする事をお約束します。」
「それを見て頂いた皆様が、徳島ヴォルティスを応援して喜び、そして誇りを持っていただければ、嬉しいですし」
「それが皆様のより一層の徳島ヴォルティスに対する帰属意識、そしてそれが徳島県全体の一体感に繋がれば、いいなと私は思っています。」
「今年の徳島ヴォルティスの目標はJ1昇格です。その昇格の機運を、私達、そしてここにいる皆様が一体となって作っていければいいなと思っております。」
「そして、今年の最後、徳島ヴォルティスに関わる全ての皆様が、笑顔で終われるように、私達は全力で戦っていきますので、ぜひとも、熱い声援、応援をよろしくお願いいたします」
(拍手!)
当事者意識を持とうはサポーターにも言えるのではないか?
う~ん、素晴らしい、感動しました!
いくらチーム最年長といえども、なかなかここまで人前で話せるものではありません。
ところどころ言い直したりする場面はありましたが、彼はアナウンサーではありませんからね。一生懸命さ、実直さが伝わってきます。
昨年の低迷を「一人一人の当事者意識が低かったのではないか」とこの場で発言するのは相当に勇気のいる事です。
下手をすれば他のチームメイトから後ろ指を指されかねません。しかし、冨田選手は勇気を持ってチームに喝を入れました。心から徳島ヴォルティスをなんとかしようという心意気が伝わってきます。
また、他のチームメイトもこの冨田選手のスピーチを聞いて背筋がピンとしたのではないでしょうか。
そしてこの冨田選手のスピーチ、徳島ヴォルティスサポーターにも向けられた言葉だと思います。一体感…という言葉、昨年末、斉藤大介前キャプテンが言った
「(ふがいない試合の後ならば分からないでもないが)試合前の選手に対してブーイングはしないで欲しい」
という言葉。サポーターが選手と一体となった時にこそ、選手は奮い立つし、その声援が力になるのでしょう。
サポーターにも当事者意識を持ってもらいたい…、一人一人の応援が選手の力になるんだ…という事ではないか…と私は受け止めました。
サポーターはたぶん、選手が思っている以上に徳島ヴォルティスの成績に一喜一憂しています(まあ私の事なんですけど…)。勝負には時の運という事もありますが、全力でやった結果なら私も拍手を送ります。
どうか、今シーズン、最後まで諦めずに1試合1試合を全力で戦ってJ1昇格を掴みとってほしいですね。