徳島ヴォルティスの2019年天皇杯2回戦。徳島ヴォルティスvs愛媛FCの試合を、現地ポカリスエットスタジアムにて観戦しました。
強い雨の中で行われた試合。徳島ヴォルティスはこれまでリーグ戦に出ていなかった、ウリンボエフ選手、チャキット選手(一度ベンチ入りあり)、久米選手、井澤選手らがメンバー入り。

久米選手、井澤選手は初スタメン。
試合は両チームとも決定打を欠いた印象、そんな中で愛媛FCの決定機が二度ほどありましたが、いずれも徳島DFが素晴らしいブロック、カバーリングを見せて間一髪のところで失点を免れます。
徳島は後半頭からザビ選手を投入、途中からチャキット選手、内田裕斗選手を投入するも得点は奪えず。
延長戦になるも、雨の悪コンディションで疲れの見える両チーム。なかなか得点の気配は見えず。
延長後半終了間際、愛媛に超ウルトラ決定的チャンス。そこも井澤選手が辛うじて防ぐ。
決着をつけるのが天皇杯。
PK戦に突入。徳島ヴォルティスの選手たちが危なげなく決めていく中、愛媛FCの三人目が外す。

徳島はその後も決めて、見事に天皇杯2回戦を勝ち抜きました。
当記事では
- 試合前のポカリスエットスタジアムの様子
- 試合中の様子(動画あり)
- PK戦の動画
- 試合後の様子(動画あり)
などをお伝えします。
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目次
試合前のポカリスエットスタジアムの様子
バックスタンドでは熱心なサポーターが30人ほど待機列をつくっていました。17時ちょうどに開門。
さすがに週末に行われるリーグ戦と違い、平日&天皇杯だけに出足はこんなものか。
バス待ちも少人数で行う
いつもと違って20人ほどでバス待ち。

ウリンボエフ選手、チャキット選手、久米選手、井澤選手が確認できた。

あの選手のご両親が観戦にきていた
バス待ちが終わり、こんな悪条件でも出店してくれてるお店を見て回ったりとブラブラしていました。
すると、少し先にいる外国人のご夫婦が手を振っている。
後ろを見るが誰もいない…。ん?私?
そうそう、というジェスチャー。背がとても高く、お鼻も高い外国人さんご夫婦。どことなくあの選手に似ている…。
もしかして…ヨルディ・バイス選手のご両親かも。思いきって
とお声を掛けると、「イエス」とニコニコと頷いてくださった。
写真を撮らせてもらっていいか…というジェスチャーをすると、私と一緒に撮ろう…と肩を組んでくださり、奥さんが写真を撮ってくれました。
バイス選手のご両親のお写真もパチリ…と撮らせて頂きました。ブログやSNSへの掲載許可も頂きましたが、一般の方なのでやっぱり載せるのはやめておきます。
お見掛けしたら、皆さんも見ればすぐに分かると思います(笑)。
いい記念になりました。ありがとうございました。
過去の天皇杯のハイライトなどがビジョンに流れる
ビジョンに天皇杯の歴史が分かる映像が流されていました。

白黒フィルム時代から、読売クラブと日産の二強時代、そしてJリーグ開幕。フリューゲルス、グランパスなどなど。

5分くらいだったでしょうか、楽しめました。
今回の天皇杯の決勝戦は、新国立競技場で行われるようです。盛り上がるコト間違いなさそう。

選手たちがアップを開始
徳島ヴォルティスの選手たちがアップを開始しました。
天皇杯なので、いつもの「ギーチャッチャッチャッ」というBGMはなく、控室からいきなり選手たちがドドドとゴール裏へ。
選手が出てきそうだったらゴール裏にいって、ゲーフラ掲げようかな~…と思っていたのですが、タイミングを逃してしまいました。
愛媛FCサポーター
平日のナイター、天皇杯2回戦、アウェイ。よほど熱心なサポーターでなければ鳴門までは来ないでしょう。お疲れさまです。

徳島ヴォルティスサポーター
激しい雨の中でも、あえて屋根のないゴール裏で声援を送る徳島ヴォルティスサポーターの皆さん。

ボールパーソンは、女のコたちが務めてくれました。大変な雨の中、ありがとうございました。

【動画あり】天皇杯2回戦、徳島ヴォルティス対愛媛FC 試合開始
徳島ヴォルティスのスタメン。
GK長谷川徹選手は一昨年以来の公式戦出場。久米選手、井澤選手が公式戦初スタメン。

サブには初めてメンバー入りのウリンボエフ選手、二度目のチャキット選手の名前が。そして佐藤晃大選手も復帰。

試合開始
いつもとは違うエンドとなった前半。
渡井選手、この悪条件の中でもいいプレーを見せる。
逆に愛媛FCの決定機。
と思いましたが、寸前で鈴木大誠選手がブロック。「お~」というどよめきが、ポカリスエットスタジアムを包みました。
この激しい雨の中でも、グラウンダーのパスが水たまりで止まる…という事はありませんでした。
ただ、踏ん張りが効かないようで、切り返しの際に足を滑らせている選手が何人もいました。
前半はあまり得点の匂いがしないまま終了。

【動画あり】天皇杯2回戦、徳島ヴォルティス対愛媛FC 後半へ
ウリンボエフ選手、初出場
後半頭から、押谷選手に替わってウリンボエフ選手が投入されました。3月上旬に移籍が発表されてから約四カ月、ついに公式戦初出場。
後半、ウリンボエフ選手が頭でフリックしてチャンスになりそうな場面もありました。
チャキット選手も初出場
6月11日に行われた町田ゼルビア戦でベンチ入りは果たしていましたが、公式戦への出場は初めて。
https://sudachikun.tokushima.jp/entry/2019/06/11/183025
バックスタンドですが、ゲーフラを掲げて声援を送ります。
https://sudachikun.tokushima.jp/entry/2019/03/06/160242
チャキット選手は、1対1での仕掛け、身体の強さを活かしたプレーが随所に見られたと思います。延長前半にコーナーキックを獲得したプレーは良かったと思います。
一方で、飛び出すタイミングや、パスを受けるタイミングが微妙にズレてしまった…と見受けられるシーンも。裏への抜け出しを常に狙っている姿勢は非常に感じました。
試合後のコメントは「もっと時間がもらえれば、いい面を出せる」。河田選手と同じように、本番でこそ強さを発揮するタイプにも見えました。
この試合で清武選手とポジションチェンジをした時間帯もあったように、右サイドも左サイドもできます。
身体が強いし、一瞬のスピードがあるのでFW起用も面白いと思います(練習試合ではFWをやったこともアリ)。
ぜひ、リーグ戦でもチャキット選手の活躍が見たい…と改めて感じました。
徳島ヴォルティス、この日一番の決定機
天皇杯に話を戻しましょう。
映像が見切れていて申し訳ないのですが、おそらく…鈴木徳真選手?が放ったミドルシュート。これが惜しくもクロスバーに阻まれ、こぼれ球を井澤選手が頭で押し込もうとするも枠外。
愛媛FCに決定機
愛媛の決定機。秋山選手がブロック、ゴールライン上でクリア。
その後、両チームの選手たちに疲労が見えてきて、なかなかダイナミックな展開が見られなくなってきます。

このまま後半も終了。
天皇杯2回戦、徳島ヴォルティス対愛媛FC 延長戦へ
一発勝負のトーナメント戦である天皇杯、決着をつけるため延長戦に入ります。
延長戦前半

メンバー全員で円陣。頑張れ~。

延長になったら、さらにもう一人交代枠が増えるのか、藤原志龍選手に替わって佐藤晃大選手が投入。

怪我が戦列を離れていた佐藤晃大選手が復帰となれば、リーグ戦でもオプションが増えて非常に助かります。
CKやFKのチャンスが何度か訪れますが、決定機は作れず…。

延長戦後半
延長戦後半、内田裕斗選手は普段の岩尾選手みたいに、司令塔のような感じでプレーしていました。
悪コンディション、疲労を考慮?してか、タイミングを見計らって前線へ蹴りだしますが、上手くいかず…。
動画、画像がなくて痛恨ですが、延長後半も終わろうとしていた時間帯に、愛媛FCに超ウルトラスーパー決定機ィ。
と思いましたが、井澤選手が一人で守って大ピンチを防ぎました。
【ダイジェスト動画あり】天皇杯2回戦、徳島ヴォルティス対愛媛FC PK戦
90分+30分、合計120分戦っても決着はつかず。試合はPK戦へ。
アジア杯の川口神とかテレビでは見たことはあったけれど、実際にライブで見るのは初めて
一人一人がボールをセットして、ゴールキーパーと対峙するPK戦。4歳の息子にはとても面白かったようで、大興奮!
特に長谷川徹選手が守る番になると「徹とれ~、徹とれ~」と必死に応援していました。
延長戦まではスタンドの観覧席で観戦していた、徳島ヴォルティスの選手たちもピッチに降りてきて声援を送っていました。
一発ごとに一喜一憂してるのは私たちサポーターと同じで微笑ましかったです。


その後、佐藤選手、ウリンボエフ選手が危なげなく決め、徳島ヴォルティスが勝利!
天皇杯2回戦、徳島ヴォルティス対愛媛FC 試合後の様子
ちょうどPK戦が終わった頃、雨が小やみになっていました。
ウリンボエフ選手、チャキット選手がサポーターに挨拶。

井澤選手、久米選手も挨拶。メガホンは徳島出身選手、久米選手が担当。
ゴール裏でタオル回しをしたい息子とゴール裏へ駆けつけて(試合中ずっと雨に濡れて応援していたサポの皆さんには申し訳ありません)、チャキット選手のゲーフラ掲げとタオル回しを楽しみました。
天皇杯、J1クラブに一泡吹かせてほしい!
正直なところ、決定機は愛媛FCの方が多かった。内容的にも褒められたものではなかったと思います。
しかし、PK戦とはいえ、初出場のメンバーが4人もいて勝てたのは大きい。彼らの自信にも繋がったはず。連携面はともかく、各選手、個々には光るものを随所に見せてくれました。
延長戦、PK戦というエンターテインメントも見せてもらったので大満足。
今回に関しては勝てば良かろうでいいでしょ
次の相手は、コンサドーレ札幌…を倒した静岡代表のホンダFC。
いくら札幌に勝ったとはいえ相手は格下。次も負けられません。阿波踊り真っ最中の8月14日試合があるようです。
優勝しろ…とまでは言いませんが、J1チームに一泡吹かすところまでは見せてほしいですね。
これで公式戦は5連勝、良くないなりにも結果が出ているのは何より。
週末はジェフ千葉との試合、これが大事。ここで勝てば本当にJ1昇格争いの末席に加われそう。
頑張れ、徳島ヴォルティス!
