2019年J2リーグ第40節。徳島ヴォルティスvs横浜FCとの試合を、現地ポカリスエットスタジアムにて観戦。
J1昇格に向けて、勝ち続けるしかない徳島ヴォルティス。後がない状況から驚異的な粘りで12戦負けなし(9勝3分)で5位にまで順位をUP。
徳島にとっての大一番(岡山、大宮、水戸)と言われた三連戦を見事三連勝で飾り、アウェイ岐阜戦では0-7の圧勝で得失点差を一気につめて際どく迫る。
本当の意味で、真の大一番にこぎつけることができました。
この勢いは本物か?盛り上がりを察知した日頃はあまりサッカーには関心がない県民も、今回は多くの方がポカリスエットスタジアムまで駆けつけJ2としてはいつ以来?…という、観客10,000人超え。
試合は大一番にありがちな手堅い内容。早々に「一点勝負か」と感じさせる内容。
その一点を横浜FCに奪われ、せめて同点に…の願いも空しくタイムアップの笛が吹かれてしまい0-1で敗れてしまいました。
無念…。ひたすら無念…。
当記事では
- 試合前のスタジアムの様子
- 試合中の様子
- 試合後のスタジアムの様子
など、現地ポカリスエットスタジアムの様子をお伝えします。
目次
「BLUE SPIRIT(ブルー・スピリット)」のチアリーディングショーの様子
この日も元気にBLUE SPIRIT(ブルー・スピリット)のメンバーたちが踊ってくれました。



この日は満車が嫌だし他にする事もなかったので10時にはポカリスエットスタジアムに着いていました。
初めてBLUE SPIRIT(ブルー・スピリット)のメンバーがテストしてるところも目撃しました。
その他のメンバーさんたち(すみません、名前が…名前が覚えられないんですよ。いや、大体は分かってるんですよ。分かってるんですけど、万一間違えるといけないので…)。






ヴォルティス広場、その他の様子
MCはいつものようにモンスーンの小山さん。

J-TONEさんのミニライブ(チャント動画あり)
当ブログでは2019年3月24日に行われた「vs東京ヴェルディ」戦でも画像でご紹介したJ-TONE(じぇいとーん)さん。
彼らの歌をする前に、ヴォルティスの応援に使われているチャントを演奏してくれました。これがイイのでぜひご覧ください。
「立ち向かえ」
ヴォルタくんステージ、J-TONEさんライブ
徳島ヴォルティスのチャントをやってくれました
初めてスタジアムに来られた方はこれで練習を pic.twitter.com/sIsjlrZtIR— ランキン@徳島で暮らして (@MtanGM) November 10, 2019
「DK」
ヴォルタくんステージ、J-TONEさんライブ
徳島ヴォルティスのチャントをやってくれました
初めてスタジアムに来られた方はこれで練習を
その2 pic.twitter.com/8cJcxkdbhR— ランキン@徳島で暮らして (@MtanGM) November 10, 2019
「ニュル」
ヴォルタくんステージ、J-TONEさんライブ
徳島ヴォルティスのチャントをやってくれました
初めてスタジアムに来られた方はこれで練習を
その3 pic.twitter.com/83qLaST2Lo— ランキン@徳島で暮らして (@MtanGM) November 10, 2019
「歴史」
ヴォルタくんステージ、J-TONEさんライブ
徳島ヴォルティスのチャントをやってくれました
初めてスタジアムに来られた方はこれで練習その4ラスト pic.twitter.com/w8BEj7AFYA— ランキン@徳島で暮らして (@MtanGM) November 10, 2019
伴奏があるとまた雰囲気が変わりますね。
ヴォーカル?がキョーエイのT店長らしいです。ええ声してはりますね~。
日和佐太鼓
日和佐太鼓の皆さん。

サイン会は佐藤選手、秋山選手
サイン会は佐藤選手、秋山選手でした。

秋山選手はリーグ戦ではなかなか出場機会に恵まれていません。もちろん本人は悔しいでしょう。
そして佐藤選手。いなくなって分かる佐藤選手の存在感。チームが押し込まれて苦しい場面でのポストプレー、今からでも遅くないので復帰を目指してほしい。そしてゴール、佐藤選手のゴールを待っているサポーターはたくさんいるぞ!
徳島ヴォルティスvs横浜FC 選手バス到着
選手バスが到着。ここ最近の好調ぶりもあり、ひと試合ごとに増えていたバス待ちサポーター。
この日は丘の上も一杯になるほどの盛況。

この日はコアサポも参加。彼らに先導されてバスが入場。

今日は一段と人多いね~という感じで運転手さんもビックリ。

バスがバックでゲートに入ると、コアサポーターの皆さんは入れ込み気味。警備員の皆さんが必死で抑えます。

バスがゲートに入り、おそらく向こうでは選手がバスから降りてるハズ。「歴史」チャントで迎え入れる。
徳島ヴォルティス、選手バスが到着しました pic.twitter.com/lGt2XvsEj0
— ランキン@徳島で暮らして (@MtanGM) November 10, 2019
徳島ヴォルティスvs横浜FC スタジアムの様子
横浜FCサポーターの皆さん
大一番のハズですが思ったよりかなり少ない…?コアサポは20名ほど。

ジャックされても困るけど…少なすぎるだろっ。
徳島ヴォルティスサポーター
大一番を迎えた徳島ヴォルティスサポーター。
ビッグフラッグで選手を鼓舞。ビックフラッグの中はこんな感じです。


観客数10,000人超え
試合前からまあまあ多いな~…とは思っていました。
ピッチ内アップが始まった頃だと…
ところが、試合開始間際になると急に増え、試合中はこんな感じに…。



なんとメインA席のあっち側まで…。

…というわけで集まった観客は…

10,526人。よく集まってくれました。
徳島ヴォルティスvs横浜FC、試合開始!
アレックスさん、Jリーグ功労選手賞表彰セレモニー
試合開始前、元ヴォルティス戦士でJリーグのレジェンド・アレックスさんの「Jリーグ功労選手賞」受賞をお祝いするセレモニーが行われました。
紹介VTRでは、京都との昇格プレーオフでのアシスト(コーナーキック)が映像で流されるなど、場内は盛り上がります。
コメントでは相変わらずのべらんめえ口調の日本語で場内を沸かせてくれました。アレックスさんは今は徳島ヴォルティスユースのコーチ。縁の下からヴォルティスを支えてくれています。

そして、いざ試合開始!

徳島ヴォルティスvs横浜FC、試合中の様子
岸本選手の負傷
これが痛かった…。

うまく言えないんですが…私なりに。
ヨン・ア・ピン選手は最終的に先にボールに触れた…というカタチですが、岸本選手は早めにスライディング体制に入っていたんです。ワンテンポは早く。
おそらく…ですが、岸本選手はボールを拾ったあと(すぐに立てるよう、すぐにパスできるように)のことも考えたうえでのスライディングだったのでは。
そして、ヨン・ア・ピン選手のなりふり構わぬ突進を見て、危険を感じて両足を畳んでいます。
これに対して、ヨン・ア・ピン選手はただただボール、さらにはその向こうに見えている岸本選手ももろともぶっ飛ばす…というだけの強烈なタックル。

その後に衝突することは頭になかったのでしょうか?ボールにはいってますが、ボールの向こうに見えている岸本選手もろごとぶっ飛ばすだけのタックルです。
ボールにいくといっても、ではその向こうにある岸本選手は関係ないのでしょうか?
レフェリーとしても難しい判定だったとは思いますが、悪質性が高かったのはどちらだったかは明らかだったので、カードすら出なかったことは不満です。
このプレーで岸本選手は一旦は立ち上がりプレーしましたが、すぐにまた倒れてしまい、退場してしまいました。
勝負の場ですから、どっちが正しかった…とも言いづらいですが、サッカーは格闘技ではないので、危険を感じそうな場合は両者ともケガをしないように最善を尽くす必要もあったかと思います。
堅い試合に
両チームとも勝ちたい、それ以上に負けたくない…という感じで、非常に堅い試合となりました。
一方がボールを持つとゴール前まで引いてしっかり守る、それが何度も繰り返されたように思います。
徳島ヴォルティスも何度かチャンスをつくりましたが得点には至らず…。
一瞬のスキを突かれ、失点。そして敗北
後半、一瞬のスキから縦の突破を許す。大丈夫、落ち着いて弾き返せ!
その願いも空しく、徳島DF陣を身体や足をかすめるようにボールが通ってしまい、横浜FC選手の下へ。
必死のブロックもかいくぐられてニアサイドに決められてしまいました。
その後もサポーターは必死の声援を送りますが、なかなかチャンスが作れない。

最後まで横浜FCのディフェンスはスキを見せてくれず、そのままタイムアップ。
試合終了…久々のタオル回しなし。挨拶を終えた選手たちの背中に送る「立ち向かえ」チャント
試合終了後はお馴染みのタオル回し…がありません。
悔しさを押し殺した感じで挨拶に回る徳島ヴォルティスイレブン。健闘を称える拍手が起こるなか、頭を下げる選手たち。
岩尾選手は他の選手よりも長く頭を下げ続けました。
メインスタンドに向かう選手たちの背中に「立ち向かえ」チャントが送られる。

次節は鬼門、アウェイ東京ヴェルディ戦。勝って呪縛をふりほどけ!
こういう展開もあるかな…と思っていた堅い試合になりました。
それでも際どく勝ちを拾えれば言うことありませんでした。引き分けでも…とも思いました。
負けだけは避けたかった。
大宮、横浜FCが共に残り二試合を連敗する可能性はかぎりなくゼロに近い
残念ながら事実上の自動昇格消滅。ただ、今のJ1下位勢なら勝ちきれる可能性もあるだけにプレーオフでも希望はある
まずは有利なホームで戦うためにも4位を狙おう。勝ち点67グループは得失点も接戦だが、並べば徳島の得点数が優位— ランキン@徳島で暮らして (@MtanGM) November 10, 2019
この結果、可能性はゼロではありませんが自動昇格は相当難しくなりました。残念です。
ただ、まだプレーオフがあります。プレーオフのレギュレーションはJ2勢には非常に厳しい(J2同士4チームのトーナメントのあと、J1・16位チームのホームゲームで勝ちきらないといけない)ものがありますが、それでもやるしかありません。

まだ分かりませんが、最新のJ1下位の情勢を見るに、J1からプレーオフに回る可能性が高いのは湘南ベルマーレか、あるいは松本山雅か。
初めて見にきた方、ぜひまた観戦を
この日初めてポカリスエットスタジアムにヴォルティスの試合を観に来た方にはどう映ったでしょうか。
こういう試合もありますが、普段はもっとチャンスが多くあります。一旦相手陣内までいったボールをゴールキーパーまで下げたりするシーンもあったかと思いますが、あれは閉じこもった相手を引き出すためにやったりもしてるので、決して消極的なプレーというわけではないんです。
詳しくは戦術に詳しい方の解説を見て頂ければ。これに懲りず、ぜひまた試合を観にきてください。
まだプレーオフが決定したわけでもない
この敗戦で徳島ヴォルティスは6位にまで順位を落としてしまいました。
不幸中の幸いは、山形も敗れたことです。しかし水戸が勝って勝ち点で並ばれました。

自動昇格は柏がほぼ当確(2試合のうち1試合でも引き分け以上で確定、横浜、大宮のどちらかが引き分け以下でも確定)。
プレーオフ争いは横浜、大宮はほぼ当確(どちらかが自動昇格、どちらかがプレーオフへ)。
そして勝ち点67で並ぶ山形、水戸、徳島。さらに勝ち点65で追ってくる甲府、京都、岡山、この6チームが三つのイスを争う事になります。
次節で勝てばプレーオフ争いはかなり有利になれるハズですが、負けはもちろん、引き分けでも一転して厳しい状況になります。ホントにギリギリの争いです。
プレーオフ1、2回戦は順位が上の方のチームのホームゲームで行われるため、徳島としては自力で狙える最高の4位をまず狙いたい。
現在は得失点差で1及ばず6位ですが、総得点数では7点上回っているので、得失点でも並べば徳島が上にきます。
可能性を考えるとキリがありませんが、残り2試合を連勝すれば自力でプレーオフは確定です。
複数得失点差で勝れば4位も十分可能性あるでしょう。
まずは東京ヴェルディ戦で絶対に勝つことが必須
次節はアウェイ東京V戦。ラグビーW杯のためにホームスタジアムが使えなかった東京ヴェルディとしてもモチベーションはそれなりにあるでしょう。
徳島としては、なんといっても2017年シーズン、一旦は同点に追いつきながら試合終了間際に決勝点を決められ敗戦。千葉に逆転でPOへ進まれたのは記憶に新しいです。
昨シーズンも終盤にアウェイ戦が組まれ、最後に元ヴォルティス戦士のヨンジ選手に豪快にダメ押し点を決められて完敗。
この鬼門である東京ヴェルディ戦に勝つことがプレーオフ進出のカギを握るでしょう。
逆に次節で引き分け以下だとプレーオフ自体が危うくなります。
選手たちのコメントを見ていますと、すでに気持ちは切り替えているようなので、きっとやってくれるハズ。
次節も大一番だ、頑張れ、徳島ヴォルティス!
