2019年J2リーグ第42節、ついに迎えた今シーズン最終戦。徳島ヴォルティスvsレノファ山口の試合を、現地ポカリスエットスタジアムにて観戦。
横浜FCとの大一番に敗れ、J1への自動昇格の道を断たれた徳島ヴォルティス。残る道は昇格プレーオフで勝ち上がるしかありません。
https://sudachikun.tokushima.jp/entry/2019/11/12/173537
この最終節でもし負ければプレーオフ圏内から脱落する可能性もあった徳島ヴォルティスですが、やってくれました。
河田篤秀選手の先制弾&二点目。そして美しいカウンター攻撃、大外を一気に駆け上がった田向選手の今季初ゴール。
3-0の快勝、山形が敗れたために順位を一つ上げて4位でのフィニッシュとなりました。プレーオフにJ1昇格の望みを繋ぎました。
しかし、可能性がある限りやるしかありません
当記事では
- 試合前のスタジアムの様子
- 試合中の様子
- 試合後のスタジアムの様子
など、現地ポカリスエットスタジアムの様子をお伝えします。
目次
- 1 「BLUE SPIRIT(ブルー・スピリット)」のチアリーディングショーの様子
- 2 ヴォルティス広場、その他の様子
- 3 徳島ヴォルティスvsレノファ山口 選手バス到着
- 4 徳島ヴォルティスvsレノファ山口 スタジアムの様子
- 5 徳島ヴォルティスvsレノファ山口、試合開始!
- 6 徳島ヴォルティスvsレノファ山口、試合中の様子
- 7 試合は後半へ、早々に勝負を決める!
- 8 試合終了後はセレモニー、そして改めてタオル回しで勝利を喜び、そしてプレーオフに向けてエールのチャント
- 9 いよいよプレーオフ!一回戦はホーム、ポカリスエットスタジアム、勝つしかない!
- 10 俺たちの戦いはこれからだ(マジで)!徳島県人、徳島ヴォルティスファンは鳴門に集結を
「BLUE SPIRIT(ブルー・スピリット)」のチアリーディングショーの様子
BLUE SPIRIT(ブルー・スピリット)、リーグ戦ではこれが最後のパフォーマンス。
今回でBLUE SPIRIT(ブルー・スピリット)を引退する三人が発表されました。ゆうこさん、まいまいさん、そしてさわちゃんの三名。
MCの小山さんもおっしゃってましたが…
皆さん、いずれも高校三年生、中学三年生…ということで、新たな進路のためにやむなくブルスピ卒業…とのことでした。






その他、メンバーさんたち。






ヴォルティス広場、その他の様子
ミズノサポーティングマッチ
この日は大手運動用具メーカー「ミズノ」によるサポーティングマッチでした。
ミズノらしい面白い企画がありました。この穴に蹴り込むゲーム(三球までOK)。チャレンジしましたが、私も息子も撃沈でした…。

B.I.G.ダンススタジオのダンスパフォーマンス
私も取材したことのある、B.I.G.ダンススタジオ(ビーアイージーダンススタジオ)さんがこの日のステージを盛り上げてくれてました。


カズ先生は見た目は怖いけど、実はめっちゃ優しい先生。広い練習用の部屋が三つもあり、プログラムも豊富なダンススクールなのでオススメです。詳しくはコチラの記事をご覧ください。
https://sudachikun.tokushima.jp/entry/2019/04/10/153003
ヴォルタくん、ティスちゃん、撮影会
きちんと見られませんでしたが、撮影会もあったようです。

サイン会は表原選手、松澤香輝選手
サイン会は表原選手と松澤香輝選手。

昨シーズン岐阜戦での終了直前劇的弾が印象的な表原選手、今期はメンバーに入ったり入らなかったり…という感じでした。複数のポジションができるユーティリティープレイヤー、さらなる活躍が期待されます。
松澤香輝選手は初のベンチ入りも果たしたシーズンとなりました。明るいキャラクターでチームを盛り上げてくれました。特に野村選手とのラブヴォルティスはシーズン後半の快進撃の影の立役者と言ってもよいでしょう。
練習試合などでは好セーブを連発してるようで、いつかはその雄姿がピッチでも見られるハズ。
プライドオブ中四国
そういえばまだありました、プライドオブ中四国。

徳島ヴォルティスvsレノファ山口 選手バス到着
選手バス到着時の様子です。
徳島ヴォルティス対レノファ山口
徳島ヴォルティスの選手バスが到着しました pic.twitter.com/S1Fl1gCdbI— ランキン@徳島で暮らして (@MtanGM) November 24, 2019
シーズン最終節。プレーオフ進出が懸かった大事な一戦ということでおそらく今期最高の人出でした。

柵の中に入ってるけど…
盛り上がってることは結構ですが…。

無許可ならやめてほしいです
皆ルールを守ってます。応援をリードしてくれる方たちこそルールを守って欲しいですし、そうすることでよりあなた方がリスペクトされるようになり、最終的にはゴール裏の集客にも繋がるかなと思います
ファミリーマートからの沿道をフラッグで埋め尽くす…とかもとてもイイ事だと思いますが、一部の方が車道にはみ出してる動画も見かけました。なにかあったらまた責任問題になりますよ。
盛り上げてくれるのはとても有難いのですが、きちんとルールを守ったうえでやって頂きたいです。
徳島ヴォルティスvsレノファ山口 スタジアムの様子
レノファ山口サポーターの皆さん
レノファ山口サポーター、けっこう来てくださってましたね。ざっと200名ほどでしょうか。
遠方からお疲れ様でした

徳島ヴォルティスサポーター
徳島ヴォルティスサポーターはもちろん大盛り上がり。決起集会も開かれていました。

最終的に9,326名の集客がありました。

ただ、バックスタンドのアウェイ寄り、メインスタンドのアウェイ寄りのそれぞれ端っこに空席がありましたね。この分10,000人に届かなかった感じです。


当初は雨濃厚…と言われていた影響もあったかも
ヴォルタくん、気迫のバク転!
ヴォルタくんもご覧のようにバク転で盛り上げる。いつもより多い回数だったか。
徳島ヴォルティス対レノファ山口
ピッチでヴォルタくんのバク転が披露されました pic.twitter.com/FxrMRTEQBy— ランキン@徳島で暮らして (@MtanGM) November 24, 2019
徳島ヴォルティスvsレノファ山口、試合開始!
恒例、試合前の記念撮影。

円陣を組んでいよいよ試合開始。両チームオーソドックスなハイタッチ円陣パターン。

徳島ヴォルティスvsレノファ山口、試合中の様子
いよいよ2019シーズン戦最後のキックオフ。
5位で迎えた最終節。プレーオフの勝ち上がり率をアップさせるためにはなんとしても、プレーオフ初戦をホームであるポカリスエットスタジアムで開催したい徳島ヴォルティス。
J1昇格プレーオフは、一回戦、二回戦、そして決勝戦と3試合。
一回戦はJ2の3位対6位、4位対5位の対決。順位が上のチームのホームゲームで、引き分けだった場合はシーズン順位が上のチームの勝ち上がりとなります。
そのため、41節時点で5位だった徳島ヴォルティスは、なんとしても山形よりも上の4位に上がりたかった…というワケです。
そのためには山形よりも1点多い点差で勝つ必要があります。山形が勝つ前提なら、最低でも2点差。できれば3点差くらいで勝ちたい一戦。
ただ、サッカーというスポーツは勝つだけでも大変。点差どうこう言ってられない展開も十分に予想されます。
引き分けでも、かなりの確率でプレーオフに進出できますが、もし万一負けてしまうと2年前のように寸前でプレーオフに行けなくなる…という可能性も十分にある状況。
そのうえでなるべく点差をつけて勝つ…というのがこの日の徳島ヴォルティスに課されたミッションです

キックオフ
試合は比較的穏やかに始まった印象。前半なかば、レノファ山口に完全に抜け出されました(その後シュートもゴールネットに入った)が、これはオフサイドでホッ。
なかなか堅いレノファ山口の守備。徳島としても失点は絶対避けたいためか、そこまで強引には攻めにいってない。
要所で河田篤秀選手が際どいシュートを放つも、わずかに外れたり、バーに嫌われたり。
河田篤秀!いきなり!
そんな中、前半38分、岩尾選手からのパスを上手くマイボールにした河田選手、身体を入れ替えて前を向くといきなりシュート!
これが山口GKの両腕を弾いてゴール!
相手GKも意表を突かれたのか、パンチングをミスしてしまった模様。それだけいきなり&強烈なシュートでした。
ああいうのは運動神経&体幹の良さがないとできんハズ
味方ながら感心してしまいました。いつぞや、ダブルタッチから左足のシュートを見せたこともあり、前を向いたらとにかくシュートを第一に考える河田篤秀選手は天性のFWと言えそうです。
前半終了間際に少しピンチを迎えましたが、ここは無事にしのいで前半終了。
試合は後半へ、早々に勝負を決める!
河田篤秀2点目!
後半開始早々、山口のシュートをしっかりとキャッチした梶川選手がたまに見せるするどいスローイン。杉本竜士選手、野村選手と渡り、スペースへダッシュした河田選手へスルーパス!
前半のレノファ山口のオフサイドと同じようなカタチだったが、こちらはオフサイドなし!
しかし、河田選手は難しいのは決めるが、比較的簡単そうなのを外す岩鬼タイプ。ゴールキーパーとの1対1はまだ今シーズン決めてないが…
…
キターーー!
GKの股下を抜く冷静な一撃で2-0。いいぞ!
3点目、速く、美しく、力強いカウンターがさく裂!
2点目からさほど時間を置かない、52分。右サイドでパスカットした内田裕斗選手がそのまま駆けあがる!
サイドに開いた渡井選手に預ける。
ゴール前を確認した渡井選手がクロス、そこに走り込んだのは…
田向!
ラブヴォルティスポーズでスタンドと喜びを分かち合う。
その後は追加点はなかったが、山形が敗れ4位に
まだこの時間帯あたりでは、山形対町田は1-0で山形リード…という状況だったと思います。
この心配は杞憂に終わり、最終的に山形は点差を広げるどころか町田に同点にされ、ついには逆転負けをくらってしまった。
比較的早めに試合としての決着がついてしまったため、サポーターが期待するのは4点目だったと思います。
渡井選手、清武功暉選手にチャンスがありましたが惜しくも得点ならず。
試合終盤にはやや押される場面もありましたが、しっかりと無失点でしのいで試合終了!
最終節あるあるの、他会場の確認を私は随時行っていました。
見るたびに柏対京都で柏が得点していくので何が起きてるのかすごく気になりました。
試合終了後はセレモニー、そして改めてタオル回しで勝利を喜び、そしてプレーオフに向けてエールのチャント
試合終了。いつもならこのまま選手たちがスタンドに挨拶し、タオル回し…となるところですが、今回は一旦控室へ。
ホーム最終戦なのでセレモニーがあるためです。
セレモニーではMIPに野村直輝選手が選ばれました。プレーや言動でチームを引っ張った功績は大きいでしょう。チームとサポーターの架け橋になってくれましたね。
そしてキャプテン岩尾選手の挨拶。
『ポカスタで待ってます』
2年前の「東京で待ってます」を再びここで言ってくれました。あの時からまず一歩、時間が進みましたね(2017年はPO進出できず)。
改めてタオル回し、そしてエールのチャントが贈られた
サンクスウォーキングでピッチを一周。ゴール裏に来た際に岩尾選手から挨拶がありました(動画参照)。
その中でシシーニョ選手が久々にサポーターの前に。そしてケガが心配される岸本武流選手もこの笑顔。
この日の勝利を喜ぶ、プレーオフ進出を喜ぶ…というよりは、来週に向けて気を引き締める…という感じのタオル回しになりました。
「立ち向かえ」チャントの後には、「エンターテイナー」チャント。
本来ならば「勝利目指し」となるところを「昇格目指し」に改良したバージョンで選手たちを送り出しました。
オーオオーオオーオオー フォルツァ ヴォルティス アーレー
オーオオーオオーオオー フォルツァ ヴォルティス アーレー
勝利(今回は「昇格」)目指し 迷わず進め フォルツァ ヴォルティス アーレー
※フォルツァ…とはイタリア後で「力強さ」「元気」などの意味があり、「頑張れ!」という意味にもなるそうです

いよいよプレーオフ!一回戦はホーム、ポカリスエットスタジアム、勝つしかない!
徳島ヴォルティスの2019シーズン、目標としていた自動昇格は逃してしまいました。
当初はプレーオフも厳しいのでは…という位置から怒涛の反撃であわや…というところまで迫ったことは十分に評価に値します。
そして、まだ試合は続きます。12月1日(日)、鳴門のポカリスエットスタジアムJ1昇格プレーオフ一回戦が開催。
同じく終盤の4連勝で一気にPOに進出してきたヴァンフォーレ甲府との一発勝負です。
順位が上の徳島ヴォルティスは、引き分けでも2回戦に進むことができますが、このルールイがまた曲者。最初から引き分け狙いだとやられてしまう可能性があります。
あくまで勝利を目指して戦うべきでしょう。
一つずつ突破していくしかありません
まずは一つ、ヴァンフォーレ甲府に勝つ!

俺たちの戦いはこれからだ(マジで)!徳島県人、徳島ヴォルティスファンは鳴門に集結を
プレーオフ一回戦は徳島ヴォルティスのホームゲーム。
日頃あまりサッカーを見ない方、徳島ヴォルティスを見た事のない方もぜひ一度ポカリスエットスタジアムに足を運んでいただきたいです。
チケットはセブンイレブンやローソンで買えます。個人会員になってらっしゃる方が回りにいたら、その方に頼めばなかり割安で購入できますので、頼んでみるのも一考です。
大観衆は間違いなく徳島ヴォルティス選手たちへの後押しになります。日頃はDAZNで応援している方、鳴門に集まっていただけませんか?
ぜひ皆さんの力を貸してください。
泣いても笑ってもあと三つ勝てばJ1です。頑張れ、徳島ヴォルティス!
