徳島ヴォルテの2019年J2リーグ第25節。徳島ヴォルティスvs鹿児島ユナイテッドFCの試合を、現地ポカリスエットスタジアムにて観戦。
試合序盤に失点。その後、なかなか得点できずに嫌なムードが漂いましたが、42分に河田選手の同点ゴール、さらに前半ATラストプレーで岩尾選手のゴール、前半のうちに逆転。
これで一安心…とはならず、後半に岩尾選手がやや不運なハンドによるPK。これを決められてまた同点。
開幕戦の悪夢が蘇ってきそうな展開。しかし島屋選手が徳島復帰後初出場を果たすと流れが良くなり、72分に野村選手がホーム初ゴールを決めて再び勝ち越し。
さらに78分、河田選手がこの日2点目を決め、最後95分にはヨルディ・バイス選手が怒りの上がりを見せ、その流れから押谷選手がダメのダメ押し。
いろいろありましたが、5-2で勝利し、山形戦の嫌な流れを断ち切るコトに成功しました。
自動昇格圏まではまだまだ遠いですが、まずは勝ててホッ。
当記事では
- 試合前のスタジアムの様子
- 試合中の様子
- 試合後のスタジアムの様子
など、現地ポカリスエットスタジアムの様子をお伝えします。
目次
徳島ヴォルティスvs鹿児島ユナイテッドFC、試合前のヴォルティス広場
この日は平日水曜日のナイターということで、ヴォルタくんステージはお休み。

この日のヴォルタくんは大人しい感じでした。

サイン会は田向選手とウリンボエフ選手
恒例、ホームゲームにおける、選手サイン会は田向選手とウリンボエフ選手。
田向選手はレギュラーを獲得しつつあったのですが、無念の怪我ですね。ザビことウリンボエフ選手は天皇杯で公式戦初出場。リーグ戦への登場が待たれます。

ヴォルティス広場、その他の様子
その他、いつものようにブラブラして撮影したヴォルティス広場の様子。
新グッズ
この日登場したのは「扇子」。畳めるという点でスポーツ観戦には向いてますよね。

他にも夏場に便利なクールタオル。水に濡らして首の周りに巻くとヒンヤリするらしいです。

ヴォルティスビンゴ、Tシャツ交換
ヴォルティスビンゴ、景品交換が行われていました。今年は頑張って全クリアしましたので、見事にTシャツゲットです!

福士さんがブースにいらっしゃったので、Tシャツを出して頂きました。
DJのお仕事が終わっても頻繁に現地観戦にいらっしゃる姿に感銘を受けます。たいていの人は仕事終わったらそれっきりですもん。
今日は元関係者の二人でサポスタ。ビンゴTシャツ渡してました。白神さん、たくさんジーンズ売ってスポンサー看板出して下さい! pic.twitter.com/MHBWoocwG4
— 福士 幹朗 (@fuma294) July 31, 2019
隣の方はヴォルティスの職員さんでしょ?…と思ったら、今年の春に退職されていたんですね。今は岡山県の児島・倉敷でジーンズを作ってる会社にいらっしゃるそう。
白神さんがなぜヴォルティスを辞められたのかは知りません。
やりたい事があって…ということなら問題ありません。もしも、若く有能な人材が「激務&薄給でとても無理」と辞めてしまっていたら非常にもったいないコトです。
徳島ヴォルティスvs鹿児島ユナイテッドFC 選手バス到着
選手バス到着時の様子。平日ナイターですが、まずまずの人数がお出迎え。

この日は島屋選手もメンバーにいました。いきなり出場がありそうな気配。
徳島ヴォルティス。メンバーに島屋選手いました。 pic.twitter.com/RO53bHoMWD
— ランキン@徳島で暮らして (@MtanGM) July 31, 2019
笑顔でサポーターに手を振っていました。
徳島ヴォルティスvs鹿児島ユナイテッドFC スタジアムの様子
日中はうだるような暑さだった徳島…というか日本各地。
ポカリスエットスタジアムに入場すると、まずまず心地よい風があって少しマシでした。2月だと死ぬほどツラいポカスタの強風ですが、夏だとありがたい存在です。
鹿児島ユナイテッドFCサポーターの皆さん
鹿児島ユナイテッドFCはざっと30名ほど。
平日ナイター。鹿児島から徳島まで来るのは大変です。何かを犠牲にして駆けつけてくれた方でしょう。お疲れ様でした。

徳島ヴォルティスサポーター
前節はまたしても山形に敗北。イロイロ荒れてしまった後ということでやや心配な徳島ヴォルティスサポーター。

この日、ヴォルタくんステージはありませんでしたが、ブルースピリットのメンバーは来てくれてました。
珍しくるなちゃんがゴール裏のこのあたりで選手紹介時のパフォ。

島屋選手のゲーフラも復活!
島屋選手のゲーフラも出ていました。昨年のもの、応急措置としてユニの11を44にしたものもありました(スゴイ)。

ユニフォームの背番号も44になっているが、違和感がないのがスゴイ。「11から44にしやすいだろう」という島屋選手の目論見通りってトコロでしょうか。

徳島ヴォルティスvs鹿児島ユナイテッドFC、試合開始!
試合前に記念撮影。

円陣を組んでいよいよ試合開始。両チームオーソドックスなハイタッチ円陣パターン。

徳島ヴォルティスvs鹿児島ユナイテッドFC、試合中の様子
開幕戦でJ2の壁を思い知らせるつもりが思いっきり返り討ちに遭ってしまった相手、鹿児島ユナイテッドFC。
しかし、その後徐々に勝てなくなり今は下位に沈んでいます。目下4連敗中と苦しんでいますが、徳島も昇格のためにはもう負けられません。
試合はまたしても序盤から動きました。
動画あり、前半早々、鹿児島ユナイテッドFCが鮮やかに先制
徳島が悪くはない立ち上がりを見せて何度か鹿児島陣内に攻め込みましたが得点ならず。
ようやく鹿児島がチャンスらしいチャンスになったかと思った瞬間、ドンピシャリのタイミングで絶妙なヘディングで鹿児島が先制。
あんな試合の後だけに心配、前半のうちに追いついてくれ!
膠着状態の後、歓喜!
失点後も特に押し込まれる…というシーンはそれほどなく。基本的にはヴォルティスがボールを持って、ときおり鹿児島がカウンター…という感じの図式。
ヴォルティスは悪くはないんだけど、なかなかシュートまでいけないもどかしい展開。
そんな中、鹿児島に決定機!これはなんとか梶川裕嗣選手がナイスセーブ。
前半のうちに追いつきたかったんだけど…無理か…
と思った時でした。
内田裕斗選手から、左サイドに回った杉本竜士選手へスルーパス、さらに杉本竜士選手が中央に速いクロス!
これを河田選手が見事にダイレクトで合わせてゴール!入る時は一瞬!アッという間の同点劇でした。

前半のうちに逆転!
とりあえずホッとする中、前半としては珍しく長めのAT(確か3分)。そのラストプレーで岩尾選手がCKからヘディングでゴール!
よっしゃ~!
徳島ヴォルティス対鹿児島FC、岩尾選手の逆転ゴール pic.twitter.com/41eERnv5yK
— ランキン@徳島で暮らして (@MtanGM) July 31, 2019
まさかあの展開で前半のうちに逆転できるとは!これがヴォルティスの地力なのか、鹿児島ユナイテッドFCがちょっと調子悪いのか。
後半、PKでまた同点にされる
ハーフタイムの花火を経て、試合は後半へ。

なんとか追加点を奪って2点差にしたいところ…と思っていたら、ペナルティエリア付近で笛!
えええPK!?
後で分かりましたが、鹿児島選手のシュートが岩尾選手のブロックにいった身体の左手に思いっきし当たっていました。岩尾選手、まさかの2戦連続PK献上。
このPK、ニウド選手が蹴った瞬間、梶川選手もドンピシャリで読み的中。
「止めた!」と思ったんですが、ボールは梶川選手の頭上だったので触れず。
これで2-2でまた同点
鹿児島とは点の取り合いになる運命なのか
野村選手、値千金の勝ち越しゴール!
ワンチャンスを活かされて序盤に失点。前半のうちに同点、逆転し、さあって時に不運なPKで同点…。
なんとも嫌な流れ、開幕戦で両軍合わせて7点を取り合ったカードだけに、まだまだ何点か入りそうな雰囲気。
そんな中、出場が噂されていた島屋選手が投入される。すると、いい感じでゴール前まで詰め寄ることができる。
そして、河田選手がはたき、島屋選手が絡んだルーズボール、野村選手がそこしかない…というゴール隅に叩き込んで、再び徳島ヴォルティスが勝ち越し!
後ろから見てたらコースない…と思ったのですが、見事に決めてくれましたね。島屋選手もよく絡みました。
さらに河田選手の2点目、押谷選手のゴール!
その後、キレキレの杉本竜士のクロスを再び河田選手が頭で決めて4-2!
徳島ヴォルティス対鹿児島FC。河田選手の追加点のシーン。 pic.twitter.com/kWOCC2Vtox
— ランキン@徳島で暮らして (@MtanGM) July 31, 2019
河田選手はその後も自らのパスカットなどで、GKと1対1になるシーンが二度あったのですがいずれも決められず…。
ってフラフラやないか…
河田選手、疲れて身体が動かなかったようです。中3日というのはサポーターが思ってる以上にきついようです。ましてこの暑さの中ですからね…。
鹿児島ユナイテッドFCも、けっして安パイの相手ではなく、随所に怖い攻撃を仕掛けてきたのですが、DF陣の身体を張った守り、梶川裕嗣選手のファインセーブもあってどうにか4-2のまま、試合もATへ。
鹿児島ユナイテッドFCが前掛かりなコト、そして前節のコトがあったからか、試合終了までゴールを狙いにいく徳島ヴォルティス。
そんな中、ロングフィードに猛然と突っ込んでくる巨体が…。
4-2と2点差で勝っている中、突進してきたのはバイス選手!そのままシュートか…と思ったが、ボールが身体に近づきすぎて上手くコントロールできず…。
しかし、そのこぼれ球が代わって入っていた押谷選手の目の前に!これを迷わず降りぬくとダメのダメ押しの5点目!
そして試合終了!
その後、ゴール裏前で島屋選手の「ただいま」メッセージ、河田選手の反省文のようなメッセージ、そして石井選手が締めてタオル回しで喜びました。
一時はどうなるコトかと思ったが、勝ちきったこと、追加点、ダメ押し点を奪ったことは評価できる
ホーム千葉戦に続いて早い時間の失点。
どうなってしまうのかと思ったが、焦らずピンチを防ぎ、その後難しいシュートを河田篤秀選手が決めて前半のうちに追いつけたことが大きかった。
もちろん岩尾選手の逆転弾、野村選手の勝ち越しゴール、河田選手の2点目、押谷選手の久々のゴールと、どれも貴重な得点ばかりだ。

得失点差も大事になってくるし、チームの勢いが違ってくる。
そして島屋選手が予想通り今のチームに問題なくフィットしそうだ…と、改めて分かったことも大きかった。

大型連勝するしか昇格の道は残されていない
今年のヴォルティス。もうダメか…という土俵際の試合でなんとか踏ん張って勝ってくれる。完全にシーズン終了(昇格は無理)…という寸前で勝つ…ということが何度か繰り返されている。
ただ、自動昇格へのポイント差は広まっており、風前の灯火になっている状況なのは間違いない。
プレーオフのレギュレーションがJ2側に非常に厳しい以上、現実的に昇格を見据えるなら自動昇格しかないのだ。
2節前、徳島に逆転勝ちをした柏レイソルが首位に立った。やはりあの試合がターニングポイントだった…と言ってももう仕方ない。
選手たちも言ってるが、目の前の試合を一つ一つ勝っていくしか残された道はない。
その積み重ねで再び5連勝、できれば6連勝くらいしてくればまたチャンスが訪れる可能性がある。その道はとても険しいが。
夏場の3連戦。見てるだけでもきつそうだが、夏場に強いのは徳島ヴォルティスの伝統。
次節アルビレックス新潟戦に勝って、なんとかまずはPO圏内、今季最高順位を目指そう。
