徳島市津田にある銭湯「昭和湯」では、お湯を沸かすためのボイラー燃料にする廃油を譲ってくれる方を探しています。
- どんな廃油がいいの?(オイル交換後の廃油など)
- 量はどれくらい?(ドラム1本=200Lあると嬉しいけど、少々足りなくてもOK)
- いろんなものが混ざった廃油でもいいの?(水やクーラント、細かいカスなどが入ってないものが望ましい)
- 回収に来てくれるの?(いきます)
- どこに連絡すればいいの?(まとめに昭和湯の連絡先を複数掲載)
- 下取りしてくれるの?(10円/Lで引き取ります、無償譲渡なら当ブログよりささやかなお礼をします)
- 自動車整備工場や、廃油が出そうなお知り合いをご存知なら「廃油はどうしとる?昭和湯が困っとるらしいんやけど…」と伝えてほしい(お願いします!)
当記事ではこれらのことが書いてあります。
そんな業者さんは、ぜひ昭和湯さんにご連絡頂けたら幸いです。(→昭和湯の連絡先はコチラに複数掲載)

https://sudachikun.tokushima.jp/entry/2018/01/21/100244
https://sudachikun.tokushima.jp/entry/2018/11/07/130348
目次
徳島市津田にある銭湯「昭和湯」から突然のSOS
本日、何気なくツイッターを見ていると、津田の昭和湯さんがこんなツイートをされていました。
【廃油ありませんか?】
当湯のボイラー燃料は、廃油を使ってます🔥今、そのストックが底をつきそうになっています😱
廃油ありませんか〜?回収に寄せていただきます!
できれば徳島市内の近場が希望ですが、量があればご相談させていただきます!ご紹介でも構いません!何卒宜しくお願い致します🙇♂️ pic.twitter.com/N7hZLDirPP
— とくしま銭湯 昭和湯 (@1010showayu) 2019年2月21日
このツイートは反響を呼び、116リツイート、97いいねされています(2019年2月22日11時30分現在)。
リツイートが伸びていることから、(廃油か~…自分には無理だけど誰かいませんか~?)…と願いながら拡散してる様子が目に浮かびます。
昭和湯さんに行って、廃油ストックが底をつきそうな背景を聞いてみた
当ブログも居ても立っても居られなくなり、その日のうちに昭和湯さんに行って、詳しくお話を聞いてみました。
もう少し詳しくお話を聞かせてください
廃油がなくなりそうになっているのは、これまで廃油を提供してもらっていたところが廃業などで減ってしまった…とかですか?
では、どうして廃油のストックが底をつきそうなくらいまで減ってしまったんでしょう?
新しいボイラーはどうも旧型よりも燃料を食ってしまうようです…。それに今は真冬なので夏場に比べて水を温めるにも時間がかかります
あと、お店を改装したことにより、ありがたいことにお客様は増えました
ただ、そのぶんボイラーの稼働時間も増え、燃料の廃油を以前よりも使うようになったんです
それで燃料の廃油が以前よりも早いスピードで減ってるんですね
- 新調したボイラーは旧型よりも燃料使用量が多いみたい
- お客さんが増えた(これ自体はとてもイイこと!)のでボイラーの稼働時間が増えた
- 冬なのでボイラーの稼働時間が増えている
これら3つの要因により、廃油の提供先は減っていないのに廃油が足りなくなりそう…という事態になってしまったそうです。
昭和湯さんでは、現在一日にドラム一本分にあたる約200Lの廃油を使っているそうです。
廃油といっても、料理に使った揚げ油はNG
一口に廃油といってもイロイロあります。家庭で出た天ぷらの残り油でもいいのか…というとそれはNGです。
ありがとうございます!少量なら調理油も問題ないんですが、どうしても揚げ粉のカスが混じってますので、量が多いと配管詰まりのトラブルになってしまうんです😓有り難い申し出なのに、本当に申し訳ございません‥
— とくしま銭湯 昭和湯 (@1010showayu) 2019年2月21日
…というわけで、家庭やお料理屋さんから出るような、揚げ油の廃油は残念ながらNGです。

徳島市津田の銭湯「昭和湯」が欲しがっているのは、こんな廃油
では、どんな廃油なら昭和湯さんが使っているボイラーの燃料に適しているのでしょうか。
説明不足で申し訳ありません💦
廃油は主にエンジンオイルや作動油になります。量に関しては、ドラム缶単位(200L)だと非常に有り難いです!
— とくしま銭湯 昭和湯 (@1010showayu) 2019年2月21日
このように、自動車修理工場がお客さんのオイル交換などで出た古いエンジンオイル、または運送会社のトラックが自社でオイル交換をして出た古いエンジンオイルなどが理想的です。
まさにソレです!自動車や二輪または船舶等々の整備工場だと、量もあって非常に助かります!
— とくしま銭湯 昭和湯 (@1010showayu) 2019年2月21日
ただ、廃エンジンオイルだけに限ってはいません。
燃える油なら何でも構いません。まずは昭和湯さんにお問い合わせください。
※重油は廃油に比べて高額なので買えないそうです
廃オイルの中に水やクーラントが混ざっているものはNG
廃油でも、いろんなものが混ざってしまった廃油はNGです。
エンジンオイルと一緒に廃クーラント、あるいは汚水なども一緒にドラム缶に捨てているところもあるそうですが、それだとNGです。
水やクーラントなどがボイラーの燃料タンクや配管に入ってしまうと、予期せぬ重大な故障に繋がってしまうからです。
昭和湯に提供する廃油、量はどれくらいあればいいの?
いくら昭和湯さんが廃油が欲しい…といっても、コップ一杯分、バケツ一杯分ではちょっと少なすぎます(お気持ちはありがたいのですが)。
ではどのくらいの量がいいか…というと、ドラム缶一本分、すなわち200Lからだと助かるそうです。
ただ、今は廃油ストックが枯渇するかも…という緊急事態。
廃油の量がドラム缶一本には少し満たないけど半分はあるよ…という場合は、ぜひ一度昭和湯にご連絡ください。

昭和湯に提供する廃油、どのように保管されていればイイの?
廃油が出る業者さんなら一般的にされていると思います。
ドラム缶、あるいは専用のタンクに廃油を貯蔵保管されていればOKです。
廃油の回収について
ドラム缶やタンクに廃油が溜まってきたら、お手数ですが都度昭和湯にご連絡ください。
ご予定など伺い「では〇日の〇時に回収に伺います」という簡単な打ち合わせをします。廃油は昭和湯さんがポンプで吸って回収しますのでドラムなどはそのまま残ります。
そして当日、昭和湯さんが回収に来る…という流れになります。
気になる廃油の回収料金は…?
廃油を提供するにあたって気になるのが、引き取りの際の回収料金です。
昭和湯さんが廃油を回収する場合は、1Lあたり10円をお支払いするそうです。
ドラム缶1本満タンでしたら2,000円をお支払いして引き取らせて頂きます
昭和湯さんはこのようにおっしゃってます。
ただ、もし可能であれば無償で廃油を譲ってくれたら昭和湯さんも経費が削減できるので助かると思います。
そんなことをしてくれる業者さんがいらっしゃったら、当ブログでご紹介記事を書かせてもらってお礼とさせて頂きます。
「無償」で昭和湯さんに廃油をご提供してくださる業者さんへ。
差し支えなければ、当ブログで業者さんのご紹介記事を書かせて頂きます。
ささやかではありますが昭和湯さんへの廃油無料提供のお礼とさせてください。
徳島の街、日本の街から銭湯がなくならないために
銭湯はどんどん減っている
今、日本全国の銭湯の数はどんどん減っています。この50年で1/10になってしまったそうです。
徳島も同様で、つい最近も富田橋にあった橘湯さんが正式に廃業。
【悲しいお知らせ】
休業中だった富田橋の橘湯さんが、1月末日をもって廃業されました
これで現在営業している県浴場組合加盟の公衆浴場は13軒。私が銭湯を引き継いだこの4〜5年間だけでも、残り少なくなってきた県内銭湯のうち4軒が休業ないし廃業
ほんまに切なすぎます‥ pic.twitter.com/wL4KlxHMZG
— とくしま銭湯 昭和湯 (@1010showayu) 2019年2月4日
津田地区出身の妻の話では、昔の津田は四軒の銭湯がひしめき合っていたそうです。
しかし、今ではこの昭和湯さんとおばあちゃんがやっている大和湯さんだけになりました。
このご時世、地方都市徳島の同じ地区に二軒もあること自体がすごいことです。
銭湯のない未来は寂しい
各戸にほぼお風呂がある現在、銭湯にいく機会はめっきりと減り、銭湯そのものの存在が危うくなっています。
赤の他人に裸を見られたくない…、赤の他人と同じお風呂に入りたくない…という現代社会の風潮もあるかもしれません。
しかし、銭湯がない日本の街、徳島の街を想像するとちょっと寂しくないですか?

徳島市津田にある昭和湯、ずっと残ってほしい
昭和湯さんはこの厳しい銭湯事情の中、大規模な改装をしたり、各店舗と様々なタイアップして軒下イベントを開催したりと、日々奮闘されています。
軒下イベント 片寄食料品店さんの、阿波の自然派豚まん🐽始まってます!
今回大量に仕込んで来られたみたいで🌟売り切れなければ20時頃まで販売されます😆
もちろんお風呂に入らなくても購入できますよ〜♡
ほんまにめちゃくちゃ美味しい手作りの、阿波の自然派豚まん🐽ぜひお買い求めくださいね🎵 pic.twitter.com/riwaSOAhnm
— とくしま銭湯 昭和湯 (@1010showayu) 2019年2月6日
軒下イベント、これが実にイイ。銭湯が地域のコニュニティの場になり、どこかほっこりします。
街にある銭湯の灯、消えてほしくありません。

まとめ 廃油のご提供が可能な方、ぜひ昭和湯にご連絡を
そんなわけで、どうか昭和湯さんに廃油をご提供頂けないでしょうか。
リサイクル業者さんに廃油をご提供されている…という業者さん、もし良かったら徳島の銭湯を助けることにも繋がるので、昭和湯さんに廃油をご提供頂けないでしょうか。
ご友人・お知り合いに自動車整備工場がいるよ…という方は、ぜひ一度その方に「廃油ってどうしてる?」「どうせなら昭和湯に譲ってやってくれないか」と聞いて頂けないでしょうか。
回収にいける範囲について
徳島市内の業者さんなら一番ありがたいですが、徳島市近郊であればぜひ取りにいきたい…と昭和湯さんの談。少々遠方でも、もし廃油がある方はまずはご連絡頂ければ幸いです。
昭和湯さんのまとめです。ご連絡は電話、SNS、どれでも構わないとのことです。どうぞよろしくお願いします。
店舗名 | とくしま銭湯 昭和湯 |
---|---|
住所 | 770-8003 徳島県 徳島市 徳島県徳島市津田本町3丁目3-23 |
電話 | 088-662-0379 |
ツイッター | https://twitter.com/1010showayu |
https://www.instagram.com/1010showayu/ | |
https://ja-jp.facebook.com/1010showayu/ |

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