※2023年追記
こちらのお店はその後閉店してしまいました。残念…
徳島のソウルフードといえば「徳島ラーメン」ですが、いくら大好きな徳島ラーメンでもずっとor頻繁に食べてるとキツくなってきますよね。
徳島市南内町に徳島では珍しい鶏ガラにこだわった、アッサリしてるのにコクがあるスープがクセになる鶏塩ラーメン「中華そば・つけ麺すゞや(すずや)」さんがOPENしました。
(既に7回訪問した筆者のレポートです)

当記事では
- すゞやの中華そば・つけ麺の実食&画像レポート
- すゞやの店主さんにインタビュー
- 鶏と塩にこだわったラーメン屋にしたワケ
- 食べた感想はぜひ店主へ!
- 先々は夜間営業時は全国の逸品が食べられるお店にしたい
- 2019年7月1日追記、少しずつ創作メニューが出ている
などが書かれています。
アッサリ鶏塩系で非徳島ラーメンな「すゞや」さん。こってりとした豚骨しょうゆ系の徳島ラーメンが多い徳島では異端な存在となりそう。
味は確かです。ぜひ皆さまにも一度ご訪問して頂きたく、当記事を作成しました。
目次
- 1 徳島市南内町の中華そば・つけ麺屋「すゞや」さん、2019年3月13日にOPEN
- 2 まずは「すゞや」看板メニュー鶏そばを実食!
- 3 別の日に「すゞや」のもう一つの看板メニュー「つけ麺」も実食してみた
- 4 さらに別の日、「鶏クリームそば」を実食してみた
- 5 2019年7月1日追記 期間数量限定の「蒸し鶏とラタトゥイユ(夏野菜の煮込み)」を実食(すぐ無くなっちゃうそうです)
- 6 2019年7月10日追記 夜限定メニュー「野菜鍋 二人前3,800円(税別)」を実食
- 7 【非徳島ラーメン】中華そば・つけ麺屋「すゞや」の店主、鈴江さんにお話を聞いてみた
- 8 すゞやの店主さん、洋食料理店の出身だった
- 9 鶏そば破格の500円(税別)、料理人として自分のつくったものを多くの方に食べてもらいたい気持ちの方が強かった
- 10 お店の名前はかつておじいさんがされていたお店の名前からとった
- 11 すゞやさん、お店のオシャレな内装はDIY
- 12 「すゞや」では食べ方はご自由に、味についてもどんどんご意見を待ってます…とのこと
- 13 南内町の鶏そば・つけ麺「すゞや」、自信をもってオススメします
徳島市南内町の中華そば・つけ麺屋「すゞや」さん、2019年3月13日にOPEN
新町川水際公園、両国橋付近からすぐそばにある「たかはし釣用品」さんのお隣に、中華そば・つけ麺屋「すゞや」(ずずや)さんがOPENしました。

新町川沿い、おなじみのこの通りです。

まずは「すゞや」看板メニュー鶏そばを実食!
私はOPEN二日後の2019年3月15日にお店がOPENしていたことに気づき、さっそく行ってみました。

待つこと12~13分。他にもお客さんがいたのでちょっと待ちましたが、美味しそうな中華そばが目の前に!

スープはアッサリしてるのにコクがある感じ、めっちゃうまい、好み!
ほうれん草もスープに絡めると、んまいっ

すゞやさんの「鶏そば」は、いわゆる「鶏塩ラーメン」と呼ばれるジャンル。
様々な食材を煮込むことが多いラーメンのスープですが、すゞやさんの「鶏そば」には鶏からとった「鶏がらスープ」と三種類の塩をブレンドした「割下(わりした)」のみから作られているそうです。
店主の鈴江さんいわく「鶏の味をいかに出すか」にこだわったそう。
すゞやはいくつも味を楽しめるドッピングソースがある
ところで、お盆に載ってるこの小ビンはなんだろう。店員さんに聞いてみました。
するとそれをいれるとまた別の味が楽しめます…とのこと。この緑色のソースは「大葉」だそうです。

さっそく入れてみると…こんな感じ。

ちょっと食べてみると…
お子様味覚の私はノーマルの方が好みかな?
でも、オリジナリティ溢れるドッピングで面白いです。
ドッピングソースは思った以上に味が変わります。
私は何もいれないノーマルの方が好みでした。でも、ソースがあれば試したくなりますよね。
まずはレンゲにスープを入れて、そこに少しだけソースを入れて味を確認してみると良いと思います。
すゞやは替玉もしっかり
あっという間に完食。もうちょっと食べたい…。ここでメニューに載っている「替玉」を注文。

替玉だけど多い!替玉って半分で出してくるお店もありますが、このすゞやさんは一人前です。
この替玉で完全にお腹いっぱい。
替玉を入れるとけっこうスープが薄まってしまうので、替玉を頼むつもりの方は、なるべくスープを残しておくのがコツです。
別の日に「すゞや」のもう一つの看板メニュー「つけ麺」も実食してみた
鶏そばがあまりにも美味かったので、すゞやさんのもう一つの看板メニューも食べねば…と、あまり日を空けずにまた訪問。
今度は「つけ麺」を実食。
つけ麺は通常の麺よりも太く、ゆで時間が長くなるため待ち時間が長くなる事もあるそうです。でも、この日はタイミングが良かったのか鶏そばを食べたときと同じ12~13分で完成。
つけ麺はドッピングソースがさらに増えていて、大葉、コショウ、ゆずコショウの三種類がついてきました。
鶏料理もついてきます。

すゞやさんのつけ麺スープ。「濃厚」とのことですが、私にはあっさりしてるように感じました。

あまりつけ麺を食べた経験がない私ですが、ツルツルっといけました。

この鶏料理(鶏チャーシュー)はつけ麺のスープに入れてもいいし、そのまま食べてもいい、ご自由な食べ方でどうぞ…とのことでした。

すゞやさんの「つけ麺」は店主の鈴江さんによれば「鶏ベースなので海鮮系のつけ麺に慣れてる方には珍しく感じられるかも」とのこと。
私はつけ麺を食べた経験が3~4回しかないので、特に違和感なく食べさせてもらいました。
鶏ベースなのは分かるけど、鶏そばのスープとはまたちょっと違うかな?
これはビンゴでした。
鈴江さんによれば、鶏そばとつけ麺のスープは同じではないそうです。鶏そばのスープよりもかなり濃厚にしてるそう。
やっぱり濃厚なんですね…あまりそう感じなかった私の舌はおかしいのでしょうか…(汗)。
通常、つけ麺のスープは煮干しなどの魚介類からダシをとることが多いそう。
でも、「すゞや」の「つけ麺」スープは魚介類を一切使っていません。鶏、そして野菜を使ってるそう。
「鶏そば」でも使っている鶏ガラスープに加え、つけ麺用にもう一種類濃厚なスープをつくっている…とのこと。
この二種類のスープをブレンドし、さらにポタージュ風のとろみをつけたものが「すゞや」のつけ麺スープ。ちょっと洋風なラーメンとも言えます。
※洋風なワケはこの後にあるインタビューで分かります
さらに別の日、「鶏クリームそば」を実食してみた
インタビューの後、さらに別の日に今度は「鶏クリームそば」500円(税別)を食べてみました。
この日は満席。さすが、順調にお客さんが増えてる感じです。
待つこと15分、「鶏クリームそば」がやってきました。
残り汁でリゾット風にしてみようと(←後述のインタビューで教えてもらった)焼きオニギリも頼んでみました。

角度を変えて。

食べてみましょう。
バターが入ってるのかと思ったんですが、鈴江さんによればクリームと鶏油だけでバターは入ってないそうです。
そして焼きオニギリもやってきました。

これをラーメンの残り汁に浸します…。

ご飯との相性も抜群だと思います
2019年7月1日追記 期間数量限定の「蒸し鶏とラタトゥイユ(夏野菜の煮込み)」を実食(すぐ無くなっちゃうそうです)
少し久しぶりに訪問したところ、期間数量限定メニュー「蒸し鶏とラタトゥイユ(夏野菜の煮込み)」を発見!

早速注文してみました。

なんか遠近感が変になってしまいましたが、ボリュームがありました。
スープは酸っぱすぎず、マヨすぎず、絶妙なバランス
野菜もたくさん、鶏もおいしくて大満足
すっかり気にいって、ブログに書こうと鈴江さんに「いつまでやるんですか?」と聞いてみました。
あと一週間もないかも…
なんと…。たくさんの方に味わってもらいたかったけど…。
鈴江さんによれば、最近ようやくOPEN直後のなんやかんやが落ち着いてきて、創作メニューを出す…という、元々やりたかった事がやれるようになってきた…とのコト。
少し前にも醤油ラーメン、味噌ラーメンを期間数量限定でされていたそうです。
今後も、その時にしか味わえない「期間数量限定」のラーメンがどんどん出てくるそうなので、2週間に一回くらいは通わないと見逃してしまうかもしれませんよ!
2019年7月10日追記 夜限定メニュー「野菜鍋 二人前3,800円(税別)」を実食
前回訪問時、ふと見ると「夜限定メニュー 野菜鍋 二人前3,800円(税別)」なるものがあるコトを知る。
とのこと。ヘルシーでお得っぽかったのと、初めて食べた人になりたかったので、三日後に予約しました。
予約当日18時。さっそく「すゞや」を、親子三人で訪問。
はじめに付け出し、そしてサラダが出てきました。

サイズ感が分かる角度でもう一度。

お次に鶏皮ギョーザとポテトフライ。

ホテトフライは、ファミレスで出てくるようなパサパサのものじゃなくて、ホクホクカリカリ。
お肉も美味い。中に具が入ってるんですがナイフがなく汚い画像しかなかったのでやめときます。
そして、野菜、ドーン!

だしはもちろん鶏ベース。夏に野菜鍋もいいですね~。
そしてお肉も来たぞ~、ドーン!

出汁は玉子出汁。すき焼きみたいですが、出汁が効いてます。

ヘルシーなお肉をいただきます。

終わりかな~と思っていたらまだありました。サイコロステーキ。

このあたりで妻は「お腹いっぱい」。4歳の息子はキャッキャッ喜んでいるがあまり戦力にはなっていない。

ラーメン屋さんなので迷わず「ラーメン」に。

これでおしまい。
なんといってもボリューム。男性と女性二人ならちょうどいいくらいです。私たちは4歳の息子がいましたが、この二人前で全然OKでした。
店主の鈴江さんによれば、お店のOPENから数か月が経過して、いい意味で落ち着いてきたそうです。
それで数量限定メニューや、今回のような野菜鍋を提供できる余裕が出てきたそうです。すゞやさん、訪れるたびに新しい発見があるので面白いお店です。
鈴江さんの詳しいインタビューはこの後載ってますので、ぜひご覧ください。
【非徳島ラーメン】中華そば・つけ麺屋「すゞや」の店主、鈴江さんにお話を聞いてみた
すゞやさんは、いわゆる豚骨しょうゆの徳島ラーメン…ではありません。
徳島ラーメンが大部分を占める徳島で、あえて鶏がらスープのラーメンで挑む「すゞや」さんに興味を持ちました。
そして、なんといっても「鶏そば」の美味さに感動したので思いきってインタビューをお願いしてみると、ご快諾頂けました(感謝)。
でも、「鶏そば」はホンマ美味かったです(←一緒やんけ)
アッサリしてるのにコクがあるというか。グルメ記事のインタビューなのに全然ボキャブラリーがなくってすみません
アッサリだけどコクがある…つまり、なにかしら深みを感じて頂いてる…ということですから
まず鈴江さんのご経歴を教えて頂いてもよろしいですか?

すゞやの店主さん、洋食料理店の出身だった
その後は紹介してもらった徳島に本社がある企業で「10年の約束」で入社し、勤めさせて頂き、今回はこのようにラーメン屋でまた自分のお店を持ちました
またお店やりたかったからでしょうか?
引き継ぎなどの関係で会社勤めは結局11年になっちゃいましたけど(笑)
再度お店をされるにあたって、以前やっていた洋食屋じゃなくてラーメン屋にされたのは理由はあったんですか?
徳島ラーメンではないラーメン…というのは理由があったのでしょうか?
でもやはり徳島ラーメンは何度も食べているとけっこうツライですよね、特に年齢を重ねてくると…
ちなみに、どこか参考にされたお店とかはあるんですか?
どれが…というわけではなく、その一つ一つのお店が参考になったと言えます
だからラーメンに限らず、全国各地で美味しいと思った料理をこのお店で出したいな…とも思ってるんですよ
お昼はバタバタしてラーメン関係で精一杯なので、夜の営業時間にそういったラーメン以外のメニューも増やせたら…と将来的には考えてます
その時はちょっとバタバタしたりお待たせしてしまうかもしれません
※このブログを読んでくださった方、すゞやさんが一人運営の時はどうか温かく見守ってあげてください、ほんま美味いラーメンが出てきますから
鶏そば破格の500円(税別)、料理人として自分のつくったものを多くの方に食べてもらいたい気持ちの方が強かった
客の立場としてはめっちゃありがたいんですけど、お店のことを考えると安すぎて心配になるんですが…
私が言うのもなんですが、安いと思います。人件費を考慮してない価格です(笑)

お店の名前はかつておじいさんがされていたお店の名前からとった
昔、丸新デパートがあった場所のすぐ裏にあったお店です。もう40年以上も前の話ですけど

すゞやさん、お店のオシャレな内装はDIY

厨房側は以前のお店のままですが、そこからこっち側はほぼ私が自分でやりました
ところで、あのコーヒーって何なんですか?

入ってから(あ、ラーメン屋だったのか)ってきづきましたもん
さきほども申し上げたんですが、全国各地で食べた美味しいものもいずれはご提供したいと思っているので、ちょっとカフェ風にしました

「すゞや」では食べ方はご自由に、味についてもどんどんご意見を待ってます…とのこと
つけ麺のスープに入れる方もいらっしゃれば、そのまま食べられる方もいます。
あの鶏がはじめからスープに入ってると食べ方が選べませんよね。自由に食べて頂きたいのであのようにしました
ラーメン屋さんっていうと、稀にものすごく頑固な店主がいて食べ方から注意されたりするとこもあったりするらしいけど、鈴江さんはそういう感じじゃないですね

鶏そばを食べにきた時に隣の人が注文してたのを見て、「うわ、めっちゃ丁寧に焼いてる、うまそう」ってビックリしました
ラーメンのスープにご飯入れると美味いですよね、なるほどなるほど
お焦げがリゾットっぽくなる感じですね
でも、他のお客さんの会計の時に優しい声で「ありがとうございました~」って言ってたんで、『あ、優しい人や』て思ってインタビューを申し込みました
「美味しかった」でも「自分の口には合わなかった」…でもいいので
10人中5人が美味いと言ってくれたら、相当すごい部類だと思ってます。人の味覚って本当に個人差があると思います。ですから、もしお口に合わなかったら、それはそれで率直な感想を伝えてくだされば嬉しいです
そういう声をフィードバックして、お店として進化していけたら…と考えてます
すゞやさんのOPEN当日、いきなり「つけ麺のスープが濃すぎて合わない」というお客さんがいたそうです。
そこでもう少しマイルドなスープに調節したそう。お店がバタバタしてたら難しいかもしれませんが、可能な限りは対応してくれるそうです。
南内町の鶏そば・つけ麺「すゞや」、自信をもってオススメします
徳島ではなかなか珍しい「非徳島ラーメン」のすゞやさん。
私がオススメするのは「鶏そば」です。シンプルだけど、飽きのこなさそうなアッサリでいてコクのある鶏しお味に感動しました。
徳島ラーメンはちょっと苦手…という方や、アッサリ系が好みの女性の方にピッタリじゃないかなと思います。
もちろん、徳島ラーメンが好きな方にもオススメです。
アッサリしてますが、味にパンチがないわけではありません。私のボキャブラリーが乏しいのでこんな説明しか出来ませんが、まずは一度食べてみてほしいです。
店舗名 | 鶏そば つけ麺 すゞや(すずや) |
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住所 | 〒770-0846 徳島県徳島市南内町2-6 東ビル 1F |
電話番号 | 088-600-8237 |
営業時間 | 11:30~14:30 17:00~22:00 |
定休日 | 日曜日の夜間営業のみお休み(日曜日のお昼は営業) |
駐車場 | ナシ。お車の方は付近のコインパーキングへ駐車をお願いします(両国橋北、ボストン屋隣のコインパーキングが最寄り) |
備考 | 現在は一人で営業してる時もあり。その場合、少しバタバタしてしまったり、お待たせしてしまうかもしれません…とのこと。お水などはセルフでお願いします。 鶏そば500円、鶏クリームそば500円、肉そば650円、鶏つけ麺850円、海老辛そば850円、ご飯小120円、ごはん大150円、焼きおにぎり150円 |
