2019年J2リーグ第32節。徳島ヴォルティスvsV・ファーレン長崎との試合を、現地ポカリスエットスタジアムにて観戦。
徳島は崖っぷち。勝つしかない試合を見事に勝ち続けて4連勝。しかし、まだPO圏内にすら入ってない。残り試合が少なくなる中、やはりこの長崎戦も勝つしかない。
試合は一進一退。前半は全体的に見れば長崎の方が押していたか。徳島はなかなかシュートまで持ち込めませんでした。
後半は徳島ヴォルティスが何度かシュートまでいき攻勢に。
そして…渡井理己!またしてもこの若武者がやってくれました。
内田裕斗選手から野村選手へのパス。このボールを野村選手がダイレクトで前方のスペースへはたく。長崎DFが止まってクリアしようとしたところ、忍者のように横からこのパスを捌くと同時に長崎DFを置き去りに。
GKと対峙するも、冷静にこれを沈めて徳島ヴォルティスが先制!

渡井理己選手、あなたはなぜそこまで大舞台に強いのか!カワイイ顔してなぜそこまでゴール前で冷静なのか!
このまま逃げ切れれば良かったのですが、すぐさま長崎も選手を交代して反撃。
内田裕斗選手が相手選手との不運な衝突で守備にいけない隙を突かれ、低いグラウンダーのクロスを呉屋選手に決められて同点。
その後、怒りに燃える内田裕斗選手のウッチーキャノンがバーを直撃、続けざまに相手ボールをかっさって角度のないところからのシュートもわずかにそれてしまう。
結局両者痛み分け。1-1のドロー。
徳島ヴォルティスとしては5連勝を果たして上位に食らいつきたいところでしたが、無念。負けに等しい…とまでは言いませんが、昇格が厳しくなったことは間違いありません。
当記事では
- 試合前のスタジアムの様子
- 試合中の様子
- 試合後のスタジアムの様子
など、現地ポカリスエットスタジアムの様子をお伝えします。
目次
徳島ヴォルティスvsV・ファーレン長崎、北島町民デーが行われた
なかのファームのジェラート。

焼きそば。

THE NARUTO BASE(ナルトベース)のマンゴージュース
ある方に息子へ…と頂いてしまいました(感謝!)。
めちゃくちゃ美味かったです(語彙力ゼロ…)。

ヴォルティス広場、その他の様子
9月も半ば。少し過ごしやすくなってきましたね。
ヴォルティス広場には長崎サポーターも多く繰り出してくれました。

サイン会はヨルディ・バイス選手
この長蛇の列はヨルディ・バイス選手のサイン会チケットを求めて並ぶサポーターたち。

ヴォルタくんステージではダンスショーなど
この日は一回だけの出演だったブルースピリットの出番は終わってました。

徳島ヴォルティスvsV・ファーレン長崎 選手バス到着
選手バス到着時の様子。たまには上からも見てみました。

選手バス到着。サポーターの皆さんが、それぞれの推し選手のゲートフラッグを掲げて声援を送る。

バスを降りる際、サポーターの方を振り向いてワンアクションしてくれる選手も。

徳島ヴォルティスvsV・ファーレン長崎 スタジアムの様子
選手たちが入ってくる前、ヴォルタくんとティスちゃんが挨拶に来てくれました。

ラブ、ヴォルティス?遠くてよく分かりません…。

その後バク転を披露してくれました。この日のヴォルタくんは動けるヴォルタくんでした。

V・ファーレン長崎サポーターの皆さん&ヴォルタくんハッピーバースデーのお祝い
V・ファーレン長崎サポーターはざっと150名ほどでしょうか。距離、交通の便を考えるとかなりの方が来てくれました。ありがとうございます。
ヴォルタくんがV・ファーレン長崎サポーターに挨拶にいくと、ヴォルタチャントやハッピーバースデーの歌なので、誕生日を迎えたヴォルタくんをお祝い。
これにはヴォルタくんも嬉しかったようで、徳島ヴォルティスサポーターの前でやったよりも多いバク転数ではしゃいでいました。
徳島ヴォルティスサポーター
ゴール裏の徳島ヴォルティスサポーター。色とりどりのゲートフラッグ、タオルマフラーが掲げられる。

徳島ヴォルティスvsV・ファーレン長崎、試合開始!
恒例、試合前の記念撮影。

円陣を組んでいよいよ試合開始。徳島はハイタッチ型、長崎は気合を入れたあと、軽くダッシュする円陣パターンでした。

梶川選手は守備につく際、ゴール裏に一礼する。

徳島ヴォルティスvsV・ファーレン長崎、試合中の様子
シーズン前半戦、アウェイの長崎戦は呉屋選手の一発に泣いたカタチで敗戦。
内容そのものは徳島がかなり支配していました。今は点を取ってくれる河田選手、渡井選手がいるのでその点もシーズン前半とは違うハズ…。
序盤は徳島ヴォルティスペース、しかし得点できず
試合開始直後、いきなり小西選手のミドル弾で場内が沸く。
ただ、その後はお互い堅い守りで決定機を作らせない。呉屋選手、チャンスと見るや一瞬の動きだしが速く、いるだけ怖い…という感じ。
少し見ないうちに雰囲気がついてきましたね。
前半はどちらかと言うと長崎が優勢だったか。徳島は最初の小西選手以降、なかなかシュートまでいけませんでした。

後半は徳島が優勢に、そして渡井理己選手がまたまたやってくれました
後半が始まると、徳島のボール回しがよりスムーズになり、杉本竜士選手のクロスから河田選手が頭でヘディングするシーンが二度ほど。
念のためにカメラを回していた時でした。サイドに流れた河田選手が内田裕斗選手に預ける。
少しの間を置いてペナルティエリアの前で待っていた野村選手へ速いグラウンダーのパス!これを野村選手が右足アウトサイドでダイクレトで前方へはたくようなパス。
このパスを渡井理己選手が長崎DFの前で捌くと同時に長崎DFを交わす!
いきなり訪れた決定機、渡井理己選手は冷静にゴールに流し込んで徳島が先制!
渡井選手は柏戦、京都戦に続く先制点。大一番でも物怖じしないし、決定機になればなるほど冷静に決めきるところがスゴイですね。
私とは親子ほどの年齢差がある渡井理己選手ですが、トラップセンス、決定機を決めきる精神力、すべてにリスペクトです。
最近の活躍をみると、この選手がシーズン序盤は試合に絡んでいなかったことが不思議になります。二十歳前後の選手の成長力はスゴイものがありますね。
またしても呉屋選手に決められる
失点するとすぐに長崎も動いてきました。イバルボ選手を投入。明らかに圧力がジワリと。
それでも跳ね返し続けていました。
長崎の攻撃、振り向いて守備をしようとした内田裕斗選手が長崎の外国人選手と衝突して倒れてしまう。しかし、これは(長崎選手は立っていただけ…との判定で)不可抗力でプレー続行。
やすやすとエリアに進入、グラウンダーの速いクロスを呉屋選手に決められてしまいました。
ゴール後、徳島側も抗議しましたが認められず。
振り向きざまにダッシュしようとしたすぐ目の前に相手選手が立っていて、内田選手がぶつかってしまった感じ
特にヒジを出したとかではなかったので、プレー続行の判断は妥当かな…と思いました。不運でしたね…
不運と言えばこのシーン、あとで映像を見たら、クロスをブロックしにいった石井選手の股下を抜けてるんですね。不運が重なったことと呉屋選手の決定力が合わさってしまった失点と言えそうです。
その後、内田裕斗選手の右足シュート、さらにウッチーキャノン&左足シュートを放つも得点できずドロー
追いつかれた後、一方的に守勢に回るでもなく、五分五分の激しい試合。
再三、内田裕斗選手にシュートシーンが訪れましたが、いずれもあと少しで得点ならず…。
ついに連勝ストップ、残り10試合のうち8勝はしたい。どれだけ勝ちきれるかが昇格へのカギ
残念ながら連勝がストップしてしまった徳島ヴォルティス。
上位陣が3勝1分(or1敗)くらいのペースでいくので、追う徳島は5連勝、6連勝くらいしてようやく追いつける計算です。
それだけにこの長崎戦で勝ちきれなかったことは、昇格レースにおいては非常に痛い。

残り試合は10試合。
プレーオフのレギュレーションが厳しいだけに自動昇格を狙いたいのですが、この日の引き分けでかなり厳しくなってしまいました。
残り10戦のうち8勝でようやく勝ち点が74。9勝で勝ち点は77。
昨年2018シーズンは優勝した松本山雅が勝ち点77。2位大分、3位横浜FC、4位町田ゼルビアが勝ち点76でした。

上位陣は5試合を3~4勝はしてきます。
徳島ヴォルティスは上位との対戦はあと横浜FC、大宮、水戸、あと岡山の4カード。
でも、現実的な想定をすると、この4カードのうち3勝が目標でしょうか(それでもかなり理想ですが)
さらにその他のチームとの6戦のうち5勝、つまり残り10戦で8勝しないと自動昇格は厳しい。こうやってみると数字以上に厳しそうです。
今シーズン取りこぼした試合が走馬灯のようによみがえってきます…
水戸を倒して勢いにのる千葉を倒せるか?試金石の一戦
次節はアウェイ千葉戦。
ここ最近は千葉の本拠地フクダ電子アリーナでは勝ててない…と記憶しています。千葉は今季低迷していますが、直前の水戸戦では2-1で勝利しました。
ポカスタで行われた千葉戦も、圧倒しながらもドローに終わりました。どうにもあまり良いイメージがありません。
しかし、今季の千葉に勝てずして「昇格」の2文字はありえません。
千葉県は先日の台風被害が深刻で心配ですが、サッカーに関しては別。徳島ヴォルティスが勝って昇格の望みをつなぐことができるか、試金石の一戦です。
