J2徳島ヴォルティスに所属するタイ国籍のチャキット選手(twitter,instagram)。海を越えてはるばる徳島まで来てくれた彼をサポートしたいな…と思い、ゲートフラッグをつくってしまいました。
実はタイトル下にある、チャキット選手がゲーフラを持ってくれてるアイキャッチ画像を見てもらったら、この記事の役目は完了してます。
…と言いますと、チャキット選手のゲーフラを作ろうと思ったワケとか、徳島でもゲーフラをつくってくれる業者さんがあるんだよ…とか、ゲーフラをつくるまでの過程…、気になる制作代金…などが書いてあります。
例によって多少ページが重いかもしれませんが、勝利の余韻でのんびりと読んで頂ければ嬉しいです。
目次
徳島ヴォルティスのチャキット選手を応援しようと決めたワケ
今シーズンの徳島ヴォルティスは16名が新規加入選手。
その一人、タイから期限付き移籍で徳島にやってきてくれたのがチャキット選手。ヴォルティスの選手は皆さん応援していますが、
- はるばるタイから来てくれた
- 上背もあり、どちらのサイドもできるみたい
- 徳島でブレイクするかも…いずれタイ代表になるかも…
といった理由から、チャキット選手がヴォルティスにいるうちは彼を推し選手にしよう…と決めました。
チャキット選手を応援するにあたり、ゲートフラッグを制作しようと思ったワケ
当ブログでもインタビューさせて頂いた、徳島ヴォルティスのギャルサポーターももさん(twitter)。


そして2017年に期限付き移籍で徳島にきた清原翔平選手を追って徳島までやってきて、清原選手がいなくなった今でも徳島を応援してくれるrie姉さん。


お二人とも、このようにゲーフラで応援する選手を後押しされてました。このお二人の影響が間違いなくあります。
またヴォルスタオフ会で梶川選手、小西選手とお話しした際、「自分のゲーフラはめっちゃ嬉しいです」ともお聞きしました。

これらの事から、ハッキリ伝わるカタチで応援した方が選手にも喜んでもらえるだろうし、自分自身も応援により一層熱が入るだろうし、4歳になった息子も面白がりそう…といった理由からゲーフラをつくる事に決めました。
ゲーフラとはゲートフラッグの省略。
ゲートフラッグは、選手やチームを応援するデザインを施した四角型のフラッグの両端をポールで支え、選手たちに掲げて応援するグッズです。

手作りのものや、今回の私のような業者に依頼して加工したものなど、様々な種類があります。
W杯で一躍有名になった「大迫半端ないって」ゲーフラのように、ちょっと面白いゲーフラもあります。
各サポーターの想いがこもったゲーフラを見比べるのもスタジアム観戦の醍醐味です。
徳島でゲーフラ制作を頼めるところはないのか?→あった!
ゲーフラをつくるにあたり、不器用な私ではとても自作はできません。まずは業者さんを探さないといけません。
ももさんをはじめ、多くのヴォルティスサポーターご用達の業者さんが「ゲーフラ工房」さん。仕上がりは皆さんもご存知ハイクオリティ、メールでのやりとりした感じも良い素晴らしい業者さんです。
そんなゲーフラ工房さんに頼んでもいいのですが、当ブログは「徳島密着ブログ」です。
ゲーフラをつくる事があるなら、徳島の業者さんに依頼したいなぁ…と思っていました。
とくしまビジネスメッセで偶然発見
少し時間はさかのぼるんですが、昨年10月にアスティとくしまで開かれた「とくしまビジネスメッセ」を訪れた時のことです。

たくさんあるブースの中に「マルアート」さんという藍住町にある看板屋さんがありました。
しばらく雑談してるうちに、徳島ヴォルティスを応援されてるということがわかりました。そして、J1昇格プレーオフを観にいった娘さん(息子さんだったかな?)がマルアートさんで自作したゲートフラッグを掲げて、それがNHKの映像に抜かれた…と。
マルアートさんは本業は看板屋(たぶん徳島県の業界1位)さんですが、ゲートフラッグの依頼も受けますよ…とのことでした。
実はこの時に「来年になると思いますが、ゲーフラの注文をすると思いますのでよろしくです」とお願いしていたんです。
徳島でゲートフラッグ制作を請け負ってくれる業者さん、藍住町のマルアート
話を戻します。
チャキット選手を応援することになったので、さっそくマルアートさんに連絡をしてメールや電話で打ち合わせ。
前述したゲーフラ工房さんにはイラストまで描ける方が専属でいらっしゃますが、マルアートさんにはイラストレーターさんはいないそうです。
※デザイナーさんはいます
そのためイラストのゲーフラはちょっと難しい…ということになり、画像を元にゲーフラをつくる…ということになりました。
徳島ヴォルティスがキャンプから帰ってきた頃、徳島スポーツビレッジを訪れ、ドキドキしながらチャキット選手にお声掛け。
幸い、通訳の野田智裕(のだちひろ)(@jugador_chihiro)さんが来てくれてだいたいの事はお伝えすることができました。
チャキット選手は生まれも育ちもフランスです。
タイ国籍ですが、プロサッカー選手になってから初めてタイに渡ったため、タイ語はあまり読み書きできないそうです。
チャキット選手とお話する時は何語がいいのですか?…と尋ねたところ、英語でいいですよ…とのこと。もちろん生まれ育ったフランス語はペラペラです。
当初はゲーフラもタイ語も交えて作成しようとして見本を作ったり、簡単な挨拶はタイ語で…とYouTubeでタイ語の挨拶を勉強したので、そうだったのか~とビックリするやらホッとするやら、ちょっと肩透かし…というひと時でした。

チャキット選手にゲーフラ用の写真撮影をお願い
そしてゲーフラにするため、チャキット選手の写真撮影…。はじめは…ちょっと表情が硬いかな…。

野田さんが「スマ~イル!(笑)」と言ってくれて、素敵な笑顔を頂きました。今だ~!

本当なら試合中の戦うユニフォーム姿が良かったのですが、まだシーズン前なのでトレーニングウェア。
開幕まで待っていたらゲーフラがいつまで経っても出来ません。この写真を使ってゲートフラッグをつくることにしました。
チャキット選手のゲーフラづくり工程
ゲーフラにする画像は、イラストレーターかPhotoshopのデータがベストだが、PDFデータでも可
マルアートさんからは、
とのことでしたので、無料画像ソフトのGIMPで試行錯誤してみました。
当初チャキット選手に見本として持っていったのはコチラ

チャキット選手を撮影させてもらう際、おおまかイメージとしてコチラをA4サイズにプリントして持参していきました。
ところが、前述のようにチャキット選手はタイ語が不得手だったので、英語にすることにしました。
また、この画像はチャキット選手のツイッターやインスタグラムにアップされたものですが、こういった借り物の素材は画素数がかなり足りないそうです。
やはりちゃんとデジカメで撮った画像を使った方がゲーフラにしたときの完成度を大きく左右する…ということで、お願いして撮影させてもらった…というワケです。
「頑張って」って英語でどう言うの?
見本にあるように「頑張って」というメッセージを送りたかったので、チャキット選手とのやり取りを通訳してくださった野田さんに、
チャキット選手にもそれを伝えてくれて、
「OK!」
とお返事を頂きました。
「Do your best」だと上から目線!?
ただ、帰宅してよくよくネットで調べてみると、「Do your best」は、自分で「Do my best」と言う分には決意の表れとしてイイのです。
しかし、他人に対して言うと「ちゃんとやりなさいよ」…的な、ちょっと上から目線なニュアンスもある…ということでした。
…というわけで、メッセージは変更することに。
どの「頑張って」がいいのか
「頑張って」にもいくつかの英語があるようです。
- Good luck
- My best wishes
- Take it easy
- You can do it
- Go for it
母国語でないとどうしても微妙な「ニュアンス」が分からないですよね…。
「Good luck」は英語圏ではポピュラーに使われているようですが、逆に日本語の「グッドラック」だと運任せ的なイメージがします。
これらの中で「You can do it」が私にはしっくりきました。励ますようなニュアンスがあるそうです。
簡単な英語なので、「You can do it」→「君ならできる!」という直訳でもなんとなく日本人にも伝わります。
というわけで、メッセージは「You can do it」にしました。
試行錯誤の末、ド素人がつくったゲーフラのデザイン案がコレ
私はデザインセンスは皆無ですが、手書きではないにせよ、デザインは自分でつくってみたかったので無料画像ソフトGIMPで、あ~でもない、こ~でもない…と悪戦苦闘の末、最終的にコレにしました。
※画像さえあれば、デザインはマルアートさんで+3,240円(税込)で出来るそうです

画素数は4032px*3226pxにしました。
これは拡大すれば10000px*8000pxとなり、横100cm×縦80cmのゲーフラが作りやすいサイズ調整だと思ったからです。
※縦か横が4032pxほどあればゲーフラにした時も粗くならないようです
- チャキット選手の名前「Chakkit」
- 頑張ってというメッセージは「You can do it」
- 徳島ヴォルティスのチームカラー、濃い青と緑を背景に
- タイ国旗とヴォルティスのエンブレム
- 背番号の27
- 「Chakkit」と「You can do it」の文字色はそれぞれタイ国旗のカラーを使いました
繰り返しになりますが、本当ならイラストレーターかPhotoshopのデータがいいのですが、私はどちらも持っていないのでPDFデータでアルアートさんに送信。
マルアートさんによれば、「出力できたからたぶんいけると思います」ということだったので、最終的にGOサインを出しました。
ちなみに今回のゲーフラの素材はトロマット。トロマットの印刷ができるところが徳島にはないそうで、他地域の業者さんへ委託されたそうです。
マルアートさんは他の素材(ターポリン)なら「Made in Tokushima」なゲートフラッグができそう…ということなので続報をお待ちください。
そしてゲーフラが到着!
一週間ちょっとしてマルアートさんからご連絡がきました。近くを通るので配達してくれるそうです(感謝)。
待ちに待ったホーム開幕戦ではチャキット選手は残念ながらベンチ外。
はたしてベンチ外の選手のゲーフラを掲げていいものか悩みましたが、スタジアムの「にぎやかし」にもなりますし、せっかく作ったものだから掲げることにしました。
ちょっとドキドキしながら息子と掲げました。息子も笑って楽しそうだったのでヨシとします。
そして、改めて徳島スポーツビレッジを訪れ、チャキット選手にゲーフラ完成のご報告と、入魂(サイン入れ)をして頂きました。

気になる反応は…というと、ちょっとビックリされた感じで、そのあと
「ありがと、ありがと」
と何度も言ってくれました。もうそれだけで、こちらもありがとうです。
出来上がりを見ての反省点がありました。
デザインはド素人なので置いといて、もう少し端っこに「スペース」を確保するべきでした。
ゲーフラは出来上がった布地の端っこを折り返して縫いつけます。私はそこがすっかり頭から抜けていました。
このため、出来上がったゲーフラはどの文字や記号も端っこに掛かってしまったのです。


もしこれからゲーフラをデザインされる方がいたら、ゲーフラデザインの端っこにはある程度の「ゆとり」を持たせるとデザインが真ん中にギュッと凝縮されて見栄えがよくなると思います。
ユニフォームにも入魂。貧乏なので3シーズン同じユニフォームを続けてましたが、今回のゲーフラづくりを機にユニも新調しました。

あとは、チャキット選手が試合に出て、活躍してくれれば言うことはありません。
もし得点をあげるようなことがあれば、このゲートフラッグを高々とあげてDAZNの映像に抜かれてやろうじゃありませんか。DAZNは世界配信だからタイの方にもアピールになるし。
今の徳島ヴォルティスのサイドは、杉本選手、表原選手、岸本選手、藤田選手と層が厚いのですが、チャキット選手は上背はありますし、テクニックも引けをとっていないと思います。利き足は左というのも強みでしょう。
チャキット選手はどちらのサイドもやれるみたいですし、ジョーカー的な存在としてきっと試合に出てくれると思います。
チャキット選手、頑張ってください。「You can do it」
I have made a gateflag to support Chakkit Laptrakul.
Thank you for coming to Tokushima.
I am looking forward to cheering in the game.
You can do it.チャキット選手のゲーフラをつくりました
徳島に来てくれてありがとう
試合で応援することを楽しみにしています
頑張れ、チャキット選手! pic.twitter.com/IBapepQYOd— ランキン@徳島で暮らして (@MtanGM) 2019年3月6日
藍住町のマルアートさんについて簡易まとめ(後日、詳細の紹介記事を書きます)
藍住町のマルアートさんについては別途ゲーフラ依頼用の紹介記事を書きます、しばらくお待ちください。
ここでは簡単に書いておきます。
気になるゲーフラ制作代金ですが、縦80cm×横100cm(縦横の長さは逆でもOK、90×90もOK)のゲーフラで…
- ゲーフラにするデータを自分で用意できる方 9,720円(税込)
- デザインは無理でも選手の画像は用意できる方、あとはマルアートにお任せデザイン+3,240円(税込)※ご自分なりのイメージ案、ラフがあるとイイです
- 材質はトロマット&撥水加工(ゲーフラ工房と同じ)
- 看板づくりで徳島県内をあっちこっち走りまわってるので、徳島在住で急がない方は近くを通ったときに直接お届けしますよ…とのことで送料も無料です。これはあのゲーフラ工房さんより安い金額なのです。
(徳島市内、徳島市近郊なら毎日のように通ってるので完成次第比較的早くお届け可能。ただし徳島県内でもよほど山奥だったり僻地だと郵送になり送料が掛かる事もありますのでご了承ください)
※制作代金は今後変更される可能性もあります
イラストレーターさんは居ないそうなので、イラストデータをご用意して頂ければ…とのことです。あと、ゲーフラ工房さんではオマケでついてくるゲーフラ入れはありません。

撮影した画像から顔だけ、上半身だけ、選手だけ切り取ったり…と言った事もお任せできるので、ホント画像さえあれば12,960円でゲーフラが出来ちゃいます
今回の私のように、自分でデザインしちゃえば9,720円(税込)で出来ちゃいます
気長に待てる人(徳島市内&近辺ならそんなに待たない)なら送料も無料!すごいぞマルアート!
※もし他の人が撮影したものを勝手にゲーフラに利用すると著作権トラブルの元なので、必ず使用確認と承諾を得た方がイイです(きちんと事前に相談すればOKしてくれる方が多いんじゃないでしょうか)
今後は違う材料(ターポリン)なら完全な「Made in Tokushima」で制作できるそうです。
ターポリンは丈夫よくて、掃除もしやすく、完全防水な素材です。その代わり少しだけ重いです。
自分でデータを作成できる人、画像だけなら自分で用意できる方、詳細記事まで待ちきれない方は、マルアートさんにお気軽にお問合せください。ゲーフラに限らず、タペストリーとか横断幕とかも相談に応じてくれます。
やるかやらないか…だと、まずはやってみよう…という方向で相談に乗ってくださる業者さんです。どうしてもダメな時はそう言ってくれます(笑)。
担当のTさんはめっちゃ気さくな方。徳島ヴォルティスサポーターでもあるので、いつの間にか話がそれてヴォルティスの話題になったりしますよ。
店舗名 | 株式会社マルアート |
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住所 | 徳島県板野郡藍住町乙瀬中田30番1 |
電話番号 | 088-693-4125 FAX 088-693-4126 |
HP | http://www.maruart.jp/ |
マルアート問い合わせフォーム | http://www.maruart.jp/contact/ |
余談です、イラストを依頼できるサイトがあります「ココナラ」
写真だと生々しいからイラストでゲーフラを作りたいな…という方もいますよね。
実は選手の似顔絵やイラストを依頼できるサイトあるんです。ココナラ…というサイトです。
ココナラ(みんなの得意を売り買い)
https://coconala.com/
様々な方が自分が得意としてる分野の制作をネットで引き受けてくれるサイトです。
- イラストのサービスを提供してる方も多数いるので、「この人のイラスト好き!」…という方がいらっしゃったら依頼してイラスト(画像)データを作成してもらいましょう
- 画像が仕上がったら、そこから細かいデザインはマルアートに依頼すればOKです