徳島ヴォルティス

現地観戦レポート 徳島ヴォルティスvs琉球FC J2リーグ 第29節 2019/8/24

徳島ヴォルティスvs琉球FC ポカリスエットスタジアム

2019年J2リーグ第29節。徳島ヴォルティスvs琉球FCの試合を、現地ポカリスエットスタジアムにて観戦。

もう後のない徳島ヴォルティス。前節アウェイ、アビスパ福岡戦は清武功暉選手の復活ゴールを守り切って勝利。

この試合も勝たなければいけません。

そんな中、前半は圧倒され、相手にゴラッソを決められるわで散々な内容。よく一点で済んだ…という感じでした。

しかし、後半早々にヨルディ・バイス選手が直接FKを決めて同点に追いつくと、流れは完全に徳島に。その後は怒涛のゴールラッシュ。

苦手としていたセットプレーも次々と決めてくれ、終わってみれば6-1というビックリスコアで連勝を果たしました。

徳島ヴォルティスvs琉球FC 6-1前半終了時はどうなるかと思ったが…良かった
前半と後半でここまで違う試合も珍しい

この日の後半のような試合をしてくれれば観客数も増えてくるハズ。まずは昇格プレーオフ圏内に入ることが目標です。

当記事では

  • 試合前のスタジアムの様子
  • 試合中の様子
  • 試合後のスタジアムの様子

など、現地ポカリスエットスタジアムの様子をお伝えします。

2019年徳島ヴォルティス現地観戦レポート集はコチラ

徳島ヴォルティスvs琉球FC、試合前のヴォルタくんステージ

この日は午後から「くもり」の予報。

ところがちょうどヴォルティス広場が開設された午後4時くらいからポツリポツリと雨が降り出しました。

ヴォルタくんステージでは木屋平小学校・中学校の皆さんによる「傘踊り」が披露されました。

木屋平 傘踊り 徳島ヴォルティスこんな伝統行事があったとは知りませんでした

「BLUE SPIRIT(ブルー・スピリット)」チアリーディングショーの様子

いつもは二回行われる「BLUE SPIRIT」のチアリーディングショー。

この日はあいにくの雨で一回目しか行われませんでした。幸い早めに到着していたので貴重な一回のステージを鑑賞することができました。

とわちゃん。「8月は学校が忙しいみたいですよ」というりょうこさん情報がありましたが、この日は出演してくれて嬉しい。

BLUE SPIRIT(ブルー・スピリット) とわちゃん 徳島ヴォルティス推しメンのとわちゃん

BLUE SPIRITの爽やか美少女、るなちゃん。

BLUE SPIRIT(ブルー・スピリット) るなちゃん 徳島ヴォルティスMCもそつなくこなして今や中心メンバーのるなちゃん

その他のメンバーさんたち。

BLUE SPIRIT(ブルー・スピリット) 徳島ヴォルティス BLUE SPIRIT(ブルー・スピリット) 徳島ヴォルティス BLUE SPIRIT(ブルー・スピリット) 徳島ヴォルティス

この日はJ2では負けなし、驚異的な勝率を誇る美馬市民デー

この日は毎シーズン徳島ヴォルティスサポーターが待ちわびる「美馬市民デー」。

なぜかというと、もう何年も開催している「美馬市民デー」ですが、なんと負けなし。負けなしだけではなく、勝率も相当高い。※正確なデータを知りたい…

しっかり調べてませんのでうろ覚えですが、勝率も相当なものだったと記憶しております
徳島ヴォルティス 美馬市民デー先着200名に美馬市産の「きな粉」がプレゼントでこの行列

他にも美馬市特産のブースが出ていました。

徳島ヴォルティス 美馬市民デー激辛とうがらしの「みまから」が入ったフランクなど

こちらは「田楽」。行列ができていました。

徳島ヴォルティス 美馬市民デー大行列がなかったら私も買ってたと思う「田楽」。うまそう!

傘の展示もありました。

徳島ヴォルティス 美馬市民デー立派な傘

ヴォルティス広場、その他の様子

その他、いつものようにブラブラして撮影したヴォルティス広場の様子。

縁日ブース

夏休み中とあって、縁日のようなブースが出されていました。

徳島ヴォルティス 美馬市民デー 縁日ブース射的、斬新な持ち方のチビッコ

こちらはダーツ?年末ジャンボ宝くじの当選番号を決めるような(伝わる?)、クルクル回るボードに当てるゲーム。

徳島ヴォルティス 美馬市民デー 縁日ブースルーレットを回しての射的のようなものも

琉球FCのグッズ販売

琉球FCのグッズ販売も行われていました。小野選手のグッズはまだなかったようにみえました。

琉球FCのユニ。いい色ですよね。

徳島ヴォルティス 美馬市民デー 琉球FCのグッズエンジ色がイイね

徳島ヴォルティスvs琉球FC 選手バス到着

選手バス到着時の様子。チャントは「我らのすべて」。

徳島ヴォルティスvs琉球FC 選手バス到着けっこうな人数が出迎えていました

徳島ヴォルティスvs琉球FC 特別イベント、ユニフォーム並べ

この日はかなり前から企画が出ていた「ユニフォーム並べ」イベントが行われていました。

背番号1番から順番に全選手分のユニフォームを着たサポーターが並び、記念写真を撮ろうというもの。

前回予定されていた日(いつだったっけ?)はあいにくの雨で中止でした。仕切り直しのこの日も小雨が降っていましたが、なんとか決行できました。良かった!

私も27番で出席しました。27番だったチャキット選手はもうタイに帰国しちゃいましたが、それでもOKとのこと。

チャキット選手がヴォルティスにいたことを忘れてほしくなかったので、ちょっと微妙な気持ちでしたが出席しました

夏の移籍でヴォルティスに戻ってきた島屋選手の44番の方も既にいました。すごい。

徳島ヴォルティス ユニフォーム並べユニ並べで並んでいる時の様子

バス待ち場所の後ろにある芝生のところでやりました。階段じゃないのと皆さんの背丈が違うので配置がけっこう難しかったです…。

並んでいると自分たちがどう見えてるのかサッパリ分からない…

カメラマンの方には苦労をかけてしまいましたが、なんとかできました。パシャリ。

徳島ヴォルティス ユニフォーム並べなんとかできた。皆さんお疲れ様でした

徳島ヴォルティスvs琉球FC スタジアムの様子

曇り空や小雨がパラつく中だったので、気温はさほど上がらずまあまあ過ごしやすかったです。

この日はサブのGKに松澤選手が!今シーズンは初のベンチ入りじゃないでしょうか。

松澤香輝 徳島ヴォルティス松澤香輝選手がベンチ入り

琉球FCサポーターの皆さん

琉球FCはざっと20名ほど。

沖縄から徳島に来るには、おそらく関西国際空港から徳島へ…というルートでしょうか。お疲れ様でした。

徳島ヴォルティスvs琉球FC 琉球サポーターの皆さんよくぞ徳島まで

徳島ヴォルティスサポーター

もう後がない徳島。ヴォルティスサポーターもいつになくゲーフラが多く感じられました。

徳島ヴォルティスvs琉球FC 徳島ヴォルティスサポーター皆さんのお気に入りのゲーフラはどれですか?
ゲーフラ作るなら、「ゲーフラ工房」もいいですが、藍住町にある「マルアート」さんでもゲーフラ作ってくれますので良かったら

https://sudachikun.tokushima.jp/entry/2019/03/06/160242

徳島ヴォルティスvs琉球FC、試合開始!

試合前に記念撮影。

徳島ヴォルティスvs琉球FC 試合前記念撮影記念撮影

円陣を組んでいよいよ試合開始。両チームオーソドックスなハイタッチ円陣パターン。

徳島ヴォルティスvs琉球FC 試合前円陣頼むぞ!

徳島ヴォルティスvs琉球FC、試合中の様子

シーズンの前半戦。琉球FCホームでは先制され、一度は同点に追いつくも、その後勝ち越されて敗戦。

開幕戦の鹿児島ユナイテッドFCと並び、今シーズン苦しんでいる元となっている相手でもあります。鹿児島FCはホームでやり返しました。この琉球FCにもリベンジを。

前半は今シーズンの中でも1、2を争う低調な内容、リードを許す

試合開始序盤はほぼ互角だったと思いますが、時間が10分、20分と経つにつれて、次第に琉球FCが優勢になってきます。

まるで琉球FCが徳島のようなボール回し…

なんとか弾き返したりもしますが、琉球FCの圧力がスゴイ。主力が抜けたとは思えません。

相手のシュートが外れたり、バーに助けられたりてどうにかしのぐ展開が続きます。

ダメダメすぎる…前半0-0なら上等…という試合…

そんな中、上里選手?からの縦パスをまたも上門選手が素晴らしい受けから反転。

少しドリブルしてから右足を振りぬくと、『キャプテン翼』ちっくなギュルルッとドライブしたシュートがバーを叩き、今度は上ではなく下に弾かれてそのまま徳島ゴールの中へ。

ついにやられた…

バーに当たった時にスゴイ音がしたぞ…

このゴラッソに梶川選手もショック…というよりは(え?あれが入るの?)という感じの珍しいリアクション。

流れを変えたのは、闘将ヨルディ・バイス選手!

今シーズンの中でもアウェイ柏戦に並ぶくらいヒドい出来だった前半でした。

ロドリゲス監督はそういう試合でも後半はなんとか立て直してくれます。よくあるのが後半アタマからの選手交代。

前半に石井選手がイエローカードを貰ったこともあって、何か仕掛けてくるのでは…と思ったのですが、選手交代はありませんでした。

選手交代はないのか…、むしろ意外

しかし、選手交代はありませんでしたが、後半開始直後から徳島ヴォルティスの圧力が前半とは全然違います。

よく分かんけどやっぱりロドリゲス監督は何かをしたようだ!

あとでDAZNを見返したり、監督のコメントを見ると、選手交代はなかったけれど岸本選手をサイドバック気味に配置したフォーメーションで改善を図ったそうです。

よく監督がボードを見てあ~でもない、こ~でもない…ってやってるけど、こういうことなのね。

これならなんとかいけそう。早めに同点に追いつければ面白くなりそう…と思いました。

そんな中、河田選手の裏抜けに琉球FCのDFがたまらずファール。絶好の位置からのフリーキックをもらいました。

気がつくとヨルディ・バイス選手がゴール裏からでも分かるほどの集中。そして(俺が蹴る)という断固とした決意が感じられました。

これはバイス選手が蹴るぞ

そして…

ゴーーール!!!

ヨルディ・バイス選手が直接フリーキックを叩きこんで徳島同点!前半のお返しとばかりにバーに当ててねじ込みました。

バイス選手はオランダ時代にも同じような位置からフリーキックを決めており、この位置は超得意な場所。

映像からも分かるように、少しコースが甘かったようにも見えましたが、壁の向こう側でGKから見えづらかったこと。そして何よりもシュートスピードが速かった!

お見事、ヨルディ・バイス選手!

そして逆転!

その後も攻勢を続ける徳島ヴォルティス。たまらず琉球FCは元日本代表小野伸二選手を投入。

徳島ヴォルティスvs琉球FC 小野伸二選手あの小野伸二選手が徳島の地に…

その小野選手が河田選手を倒して得たフリーキック。

少し時間をかけて野村選手が蹴ったボールは低い弾道でニアへ。ゴチャゴチャっとした中でボールはゴールに!

ヨルディ・バイス選手がバンザイ!

またバイス選手がゴールか!

後にオウンゴールと訂正されました。

徳島ヴォルティスが苦手としていたセットプレーから連続得点で逆転!

怒涛のゴールラッシュ!3点、4点、5点目を河田選手がゲットして7分間でハットトリック達成

その後、コーナーキックから岸本選手がヘディング、岩尾選手に当たり、そのこぼれ球を河田選手がねじ込んで3点目!

さらにGKからDFへのボールを野村選手がカット、中央に切れ込んで河田選手にパス。河田選手が鮮やかなファーストタッチ!完璧なトラップをすると、『ズドンッ』とゴールに叩き込んで4点目!

その2分後にはペナルティエリアで倒された河田選手、自ら得たPKをしっかりと決めてわずか7分間でハットトリック達成!

仕上げは押谷選手のジャピングダイレクトボレーで6点目!

ハットトリックを達成した河田選手に代わって入った押谷選手。野村選手のフリーキックをファーで待ち、そのままジャンピングダイレクトボレー!

これが見事に決まって6点目!

簡単なのは外すのになぜそんな難しいシュートを決めるゥ~

押谷選手、やっぱりスゴイ(頼むから簡単なのをキチッと決めてください)。これで6-1。久々の大量得点!しかも後半だけで6点です。

試合終了、終わってみれば6-1で勝利!

前半が終わった時は「シーズン完全終了」までチラつきましたが、後半はシステムを改善して圧倒。

終わってみれば今季最高の6得点。6-1で勝利しました。

しかもセットプレーから5点。

なかなかセットプレーから点が取れていなかったので、とても明るい材料になりました

野村選手のカット→河田選手のゴールも流れから…という感じではありませんでした。

ですから強いて挙げるなら、流れから一点が欲しかったのですが、いい流れからファールをもらってセットプレー…という感じだったのでまあヨシとしましょう(←偉そうに…)。

前半と後半でここまで違う試合も珍しい、とにかく勝てて良かった。目の前の試合を一つずつ全力で戦うしかない

琉球FCに圧倒された前半から、誰がこの結末を予想できたでしょうか(いや、できない)。

怒涛のゴールラッシュで終わってみれば6-1で勝利。ホッとしたと共に、久々にお祭りムードを堪能することができました。

後半40分くらいから早くもジャンピングルンバでゴール裏はお祭り騒ぎ

試合後、ゴール裏では河田選手のチャントでタオル回しをして喜びを分かち合いました。

ただ選手からの生声がなく、選手たちがあっけなくメインスタンドの方へ歩いて行ってしまったので、「え~~~いっちゃうの~」という声も飛んでいました(苦笑)。

カルバハル選手、やっぱりナイスガイ

試合後は、元ヴォルティスの上里選手、さらにカルバハル選手が挨拶に来てくれました。

カルバハル選手、試合中も後半(徳島ゴール裏の近く)の守備につく前、ポスト、バーをチェックした後にペコッと徳島ゴール裏にお辞儀をしてくれました(一瞬だったので写真は撮れていません)。

カルバハル選手はスマホを借りて徳島サポと記念写真。珍しいシーンでした。多くのサポと握手をしていたのが印象的でした。

徳島ヴォルティスvs琉球FC 試合後 カルバハル選手挨拶 握手手が届くのが羨ましい

大量失点で悔しい敗戦の直後、両選手ともありがとうございました。上里選手はクールダウンの時にも挨拶に来てくれたので、二回挨拶に来る…という不思議な感じに。

とにかく勝てて良かった。しかし大事なのは次

勝てたから良かったものの、前半のうちに琉球FCに二点目を決められていたら、どうなっていたか。

上位チームはあそこまでガタガタにはならないと思うので、やはり反省は必要です。

セットプレーでたくさん得点が取れたのは好材料。ホーム柏戦でセットプレー二発でやられた事はまだ記憶に新しいです。

古くは昇格POで京都に勝ったのも、CKから千代反田選手のヘディングゴールでした。

均衡した試合で勝敗を分けるのはセットプレー…という場面も多々あります。そういう意味では課題のセットプレーから大量得点をしたのは、チームにも自信になるでしょう。

また、河田選手もクラブ史上四人目(佐藤晃大、大崎じゅんや、バラル)のハットトリッカーになりましたね。

鹿児島戦もチャンスがありながらフラフラで三点目が取れなかったのですが、この日はチャンスを確実にものにしましたね。FWは得点をしてこそさらに輝く存在。

このハットトリックでシーズン後半は爆発してほしいです。

次節は上位の京都サンガ戦。ここで勝てればプレーオフ圏内も見えてきます。負けたら一気にシーズン終了…という雰囲気にもなりかねません。

京都はちょっと調子を落としてる感じでもあるので、勝ちたいですね。

徳島にとっては大一番です。ではまた来週。

徳島ヴォルティスvs琉球FC ポカリスエットスタジアム来週も歓喜で終わりたい
ABOUT ME
ランキン/徳島で暮らして
宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士・とくしま移住コーディネーター(個人)。地域ブログ「徳島で暮らして」運営・宅地建物取引業・不動産賃貸業(法人)。徳島ヴォルティスサポ。補聴器使用。2011年名古屋→徳島移住。皐月賞馬イスラボニータ元一口馬主。イスラボニータLINEスタンプ制作&販売中