どんなに安心、安全で良い食材で無添加な食べ物を作っていたとしても、あまり美味しくなかったらガッカリしませんか?
オーガニック食品ってそんなもの…というイメージもあります。
「そんなのはイヤ、オーガニックでも美味しいが一番上に来ないと!」
…と考えた焼き菓子屋さん、徳島県阿波市にある「Sugar spot(シュガースポット)」さんをご紹介。
スコーンやクッキーなどの焼き菓子が大好きな方に超オススメ。
- 営業日は火、木、金の週三日
- 家のことも、お店のこともバランス良くやりたい
- 徳島県土成町産の小麦から小麦粉を挽くところから
- 安心、安全であり、さらにその上に「美味しい」がくることがモットー
- 「小麦を感じて」欲しい
店主さんは優しくてほんわかとした雰囲気の方なのに、ハッキリとしたこだわりを貫いた商品づくりをされてます。
目次
- 1 どこを切っても「インスタ映え」なお店、阿波市のSugar spot(シュガースポット)
- 2 阿波市のSugar spot(シュガースポット)、店主さんは家の事も、お店もバランス良く…を貫く
- 3 徳島の美味しい食材を使ったお店がしたい!から始まったのがSugar spot(シュガースポット)
- 4 「美味しい」が一番上に来ないと納得できなかった
- 5 阿波市のSugar spot(シュガースポット) 小麦は徳島県阿波市産、そしてお店で皮付き状態の小麦粉にする
- 6 阿波市のSugar spot(シュガースポット) 貫いた「こだわり」
- 7 阿波市のSugar spot(シュガースポット)、ぜひ訪れてみてください
どこを切っても「インスタ映え」なお店、阿波市のSugar spot(シュガースポット)
阿波市市場町、阿讃の山が間近に見える田園風景の中に忽然と現れるのが、スコーンやクッキーなど焼き菓子を売っているお店「Sugar spot(シュガースポット)」。

店舗は白を基調とし、カウンターやテーブルには木材を使用、カラフルなコーヒーカップやポットが整然と並べられた店内。
どこをどう切り取っても「インスタ映え」しそうな、オシャレで可愛らしいお店。

阿波市のSugar spot(シュガースポット)、店主さんは家の事も、お店もバランス良く…を貫く
店主は、ご結婚を期に福岡から徳島に移住された山添さん。
シュガースポットは一週間のうち、火、木、金曜日が営業日という、少し変則的な営業スタイル。

とおっしゃる山添さん。なるほど、家庭だけ、仕事だけでもない、その中間もあるんですね。
でも主人にそれを言っても『え?そうかぁ?』という感じで…(苦笑)

徳島の美味しい食材を使ったお店がしたい!から始まったのがSugar spot(シュガースポット)
そんな美味しい徳島の食材を使って何か作ってみたい…と考えていた山添さん。阿波市土成町産小麦を使って作られた焼き菓子のお店が「シュガースポット」。
この日は13時半頃にお店を訪れたのですが、残念ながらスコーンはもう売り切れ(電話予約する事を超オススメします)。

事前にお電話などでご予約頂ければご用意できますよ
との事。
え?ちょっと待ってください、小麦を曳いて小麦粉からココで作っているとは…すごすぎます。
今度は予約してから訪問させて頂きます。

気を取り直して、こちらも売り切れ寸前だったのですが、まだかろうじて残っていたクッキーを頂く事に。コーヒーも一緒に注文してみました。
コーヒーも注文を受けてから挽くスタイル。徹底されてます。
当店では紙フィルターは使わず、金属フィルターを使います。
コーヒーの美味しさや香りは抽出したときに出るオイルにも依存している。しかしペーパーやネルのフィルターはその大切なオイルまでも吸収してしまいます。
紙フィルターを使用しないため、底に微粉がたまりますが飲んで頂いても問題ございません。もちろん、残して頂いても大丈夫です。
テーブル上の案内にはこのような説明書き。う~む、とことん徹底されてますね。
このためコーヒーが出てくるまでに少々時間は掛かります(それでも約10分ほど)。
オシャレな店内で山添さんとお話ししながら待っている間、なんだか時間が経つのがゆっくりになったような…、何とも言えない贅沢な時間に感じました。

ホットコーヒーには、ブレンドとダークロースト(深煎り)があり、この日はダークローストをチョイス。
やや苦みがあるというダークローストですが、シュガースポットのダークローストはとても飲みやすくてスッキリとした味わいでした。
「美味しい」が一番上に来ないと納得できなかった
くるみのクッキーを頂きます。こちらはなんと卵やバター、牛乳を使っていないオーガニックなクッキー。
一緒にお店を訪れていた妻が、思わず大きな声をあげました。
ん、確かにこれは美味しい。
「オーガニック」な食べ物って、安心、安全なものを使っている事と引き換えに、やや食感がボソボソしてたり、美味しさがどこか物足りなかったりする事があります。
それはオーガニックなんだから仕方のない事…と思われていることも。
しかし、シュガースポットのクッキーは、オーガニックとかそういう事は関係なく、単純にとても美味しいです。小麦の良い香りが鼻の効きが鈍い私でもわかりました。
少しクッキーをかじると何とも言えない心地よいサクサク感。
思わず目をつぶってクッキーを食べてしまいました。
と、笑顔で語ってくださった山添さん。

とは言っても、初めからこの美味しさやサクサク感を出せたわけではなく「苦労しました(笑)」との事。
きっと、人には話していない苦労話や秘話がありそうだったのですが、残念ながらこの日はそこまで伺う時間がありませんでした。
阿波市のSugar spot(シュガースポット) 小麦は徳島県阿波市産、そしてお店で皮付き状態の小麦粉にする
小麦を「感じて」もらうため、小麦粉は「ふすま」を使用しているそう。
ふすまとは、ブランとも言いますが、小麦の外側の皮も含めた小麦粉の事
香りもすごいのですが、ミネラル(リン・カリウムなど)、ビタミンB1・B2・Eといった栄養素を豊富に含んでいます
お通じがよくなる…という効果もあります
この安心、安全で、身体にも良く、アレルギー体質の方にも優しくて、何よりも「美味しい」クッキーが4個入り200円ほどから買えてしまうなんて…。
「徳島にいて良かった~」、と感じる瞬間。
阿波市のSugar spot(シュガースポット) 貫いた「こだわり」

当初、このような「こだわり」の店舗プランを周りの方に話した時、
「こんな辺鄙な場所でそんなにこだわりすぎたお店は上手くいくかなぁ…」
「もう少し色々と範囲を広げたら?」
といった声もあったそう。それでも山添さんは
と、とことん食材や作り方、そして何よりも「美味しさ」にこだわった商品を作り、お店に並べました。
お店を始めて約2年。そんな山添さんの「こだわり」はしっかりとお客様に伝わりました。
今では、遠くからも予約をしてこのお店を目当てにこの阿波市の山の麓まで訪問し、まとめ買いをしてくださるお客様がいらっしゃるそう。

阿波市のSugar spot(シュガースポット)、ぜひ訪れてみてください
以上、阿波市の焼き菓子のお店「シュガースポット」のご紹介でした。

焼き菓子がお好きなあなた。
ぜひ訪れてみる事をおすすめします。平日は仕事だから行けない?有給休暇を取ってでも訪れてみる価値のあるお店です(断言します!予約をお忘れなく)。
シュガースポット、ルート案内
シュガースポットさんの場所は阿波市市場町。県道12号線、通称「撫養街道」を通ってください。そしてローソン阿波病院前店がある信号交差点を県道2号線に進んでください。

川沿いを道なりに進むと橋があり川を渡ります。少し進むと、県道2号線は右に曲がり津田方面にいくのですが、そこを曲がらずに真っすぐに直進してください。

坂を少し進むと、右手にシュガースポットさんが見えてきます。
分かりやすくルートを一言で言いますと、ローソン阿波病院前店の交差点を県道2号線に入ったら、そのまま道なりに進むだけでシュガースポットさんの前に出ますよ。


店舗名 | Sugar spot(シュガースポット) |
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住所 | 徳島県阿波市市場町大俣字宇佐159-1 |
電話番号 | 0883-36-1365 |
営業時間 | 火曜日、木曜日、金曜日の10:00~16:00(たまの日曜日イベント出店あり) |
https://www.facebook.com/tokushima.sugarspot/?fref=ts | |
駐車場 | 店舗前の敷地内に3~4台の駐車スペースあり |